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波止場をうろつく
足のない鳩は 足を探している
飛べないで 地面を這いずり回ってる
誰かが残したパン屑のそばを
一心不乱に 突っついていた
ダッカ行きの貨物船が
停 ....
三人の男が横に並んで
箱の中の小冊子の数をかぞえてる
いち、に、さん
バイトの女子高生が
早退してお疲れさまでしたと
言ってるのも聞こえなかった
短気な老人が社 ....
急ぐ足はコンクリートで固めて 消防車が来るより早く根を下ろす
崩れ落ちて 天を仰ぎ見た 背もたれは腐って 朽ち果てていた
火曜日の夜は 国道の渋滞で行き先を見失った
コンビニ ....
石を投げたら
海に波紋ができた
ルーツ
無駄にして
深いところに落ちる
波紋を見上げて
できそこないの光に触れる
棒読みの辞書の中に
金字の注釈 ....
アスパラガスと中央のそれと
交わる
未分化の炎
わたしはまだ生まれてない
コンクリートを接着剤として
ボルトの取れかかった煙突の下で
黄色いペンキで塗った腕を
ぐるぐる回 ....
もうこうなりゃポカスカ日和だ
立っていると
足がくらげになってしまうほど
あったかかった
午後三時の図書館の屋上は
どの午後より
死んじゃってる、と
お ....
昨日のうちに決めたことを翌日実行するのが
正しい人間である
その前に発表しなければならない
私は人間である
ドラ焼き型ロボットでもなければ
餡子抜きドラ焼き型ロボットでも ....
シルクハットの手品師は
自分の姿を消しました
種も仕掛けもなかったので
もう元には戻らないのでした
相棒の鳩は
空を飛んでいます
黒のシビックがガードレールに衝突して、
道を塞ぐように停まった。
フロントガラスと運転席の窓が割れ、
皮ジャンの男がハンドルに頭を押し付けていた。
血が流れていた。 ....
急傾斜
信号を待ってる間に
何度も死んだ
閉じたままの傘を
飽きて
植込みに投げ捨てた
車が走っている
牛丼屋のカウンターで
白のロング ....
肉食のすずめさんのカンチェルスキスさんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
灰汁
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カンチェ ...
自由詩
4
09-11-23
三人の男
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カンチェ ...
自由詩
4
09-11-17
付き添う部屋を知らない
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カンチェ ...
自由詩
5
08-8-9
スプウンの上での出来事
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カンチェ ...
自由詩
7
07-10-3
座ってるだけの椅子
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カンチェ ...
自由詩
4
07-9-22
右手の甲にそら豆
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カンチェ ...
自由詩
11
07-3-3
二塁ベースの経験
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カンチェ ...
自由詩
6*
04-3-28
消滅のしかた
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カンチェ ...
自由詩
9*
04-3-25
逆走
-
カンチェ ...
自由詩
1
04-3-24
シフトダウン
-
カンチェ ...
自由詩
8*
04-2-3
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