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傘のほね
しずく垂れるさきっぽ
ぼうっと煙るような空を
みていた
置き忘れた想い
片手いっぱい
こぼさないように抱えたまま
見つからない答えを
いつまで待つの
むらさきの花が ....
書き留めない言葉はまるで
午前4時に聞く雨音
軒先をつたい終えた一粒のしずくは
もう元にはもどらない
心臓からきっと少し離れたところで
痛んでいる感情
あなたの心拍数に合わせているのに ....
あなたの髪に触れるしずくは
花びらのように
キラキラと咲いて散っていく
あたしもそんなふうに綺麗に映ればいい
住み慣れたはずの町が
やけに他人行儀に感じた
折れた傘が
歩道の脇に ....
いつもの時間に仕事を終えて
いつもの足取りで駅へと向かう
信号が青になるタイミングも昨日と同じで
駅の階段の一段目を踏み込む足もやっぱり右足だ
いつも8輌目の真ん中に乗る
東西線への乗り ....
夏を迎えた空に
片方から太陽の手が伸びていく
時々、雲をつかまえながら
よりコントラストが強くなった正午
ヘッドフォンの小さな隙間から
あなたの歌声がはみだしたような気がした
6年も前 ....
花の名前を覚えた あの日
愛しい人が指差した
ライラック
陰りゆく歩道
いまにも 雨
コンビニの駐車場
一匹の子犬
しきりにしっぽを振りながら
通り過ぎる人を見上げる
その先 ....
はらだまさるさんのku-miさんおすすめリスト
(6)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
あじさい
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ku-mi
自由詩
23*
07-3-28
午前4時に
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ku-mi
自由詩
12*
07-3-17
置いてきた傘
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ku-mi
自由詩
16*
07-1-18
2番線ホームの
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ku-mi
自由詩
12*
06-12-24
虚空にも雲
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ku-mi
自由詩
12*
06-8-7
雨だれ
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ku-mi
自由詩
13*
06-6-10
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