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1
うすい意識のなかで、
記憶の繊毛を流れる、
赤く染まる湾曲した河が、
身篭った豊満な魚の群を頬張り、
大らかな流れは、血栓をおこす。
かたわらの言葉を持たない喪服の街は、 ....
1
漆黒の夜を裂いて、神楽の舞が、
寂びた神社の、仄暗い舞殿で、
しなやかな物腰を上げる。
右手は、鈴の艶やかな音色が、薫る。
あとを追う鳥のように、左手の扇子は、鈴と戯れる。 ....
1.永遠の序章
(総論)
一人の少女が白い股から、鮮血を流してゆく、
夕暮れに、
今日も一つの真珠を、老女は丁寧に外してゆく。
それは来るべき季節への練習として、
周到に用意されて ....
1
ホームの後ろに錆びた茶色の線路があります。
線路の枕木は腐りかけ、
雑草が点々と生えています。
線路は使われなくなってどれくらいがたつのでしょう。
わたしは線路に耳を当て ....
1 序章
慎ましい木霊の眼から、
細い糸を伝って、子供たちが、
賑やかに、駆け降りてくる。
溺れている海の家の団欒は、
厳格な父親のために、正確な夕暮れを、見せている。
見開 ....
三条麗菜さんの前田ふむふむさんおすすめリスト
(5)
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日付
蒼い微光
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前田ふむ ...
自由詩
25*
07-2-28
蒼茫のとき—死の風景
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前田ふむ ...
自由詩
32*
06-12-9
寂しい織物—四つの破片_デッサン
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前田ふむ ...
自由詩
42*
06-11-30
忘却の深層より—東京
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前田ふむ ...
自由詩
22*
06-11-16
夜を夢想する海の協奏
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前田ふむ ...
自由詩
27*
06-11-9
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