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黄昏時には不意をついて
冬が何処からか現れ
桜の枝で褐色になった枯れ葉と
わたしのこころを繋いでしまう

ポケットに入れた手が
ほんのりと寂しさに温まる頃
去年届いた便りの
名前が消え ....
見覚えのない住所から
冬の匂いの封筒は届き
記憶の引き出しから
銀のペイパーナイフと
あらん限りの想いの欠片とを
わたしは交互に取り出す


かさり、と開くと
月夜の薄明かりのなかで ....
茉莉香さんの銀猫さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
霜月- 銀猫自由詩25*06-11-17
ベルベットの夜- 銀猫自由詩24*06-11-2

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