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詩のなかでは
ほんとうのことを言おう

どうしていつも
口を出ることばは
わたしをうらぎるのだろう
わたしからとおざかるのだろう

つたえようとするきもちから
どんどんどんどん
つ　.... あたしのほしい車を買うには
あたしの貯金は
ちょっと足りない
なのでう〜んと悩んでいる
磨いたウィンドウのなかのレッドがまぶしい


あたしのほしいブーツを買うには
あたしの給料は
　.... あおいカーテンの
こちらがわで
くらげとくらしています

くらげはいつも
ふらふらゆらいでいるだけです
わたしがねてても
おきてても
ゆめをみてても
みていなくても

この街はす　.... 青信号が点滅すると
いつも
急がなきゃ
急がなきゃって

もちきれない
いろんなもの
おっことして

けっきょく
間に合わなくて
車が
ぶーぶー通り過ぎて
埃っぽくて
かな　.... それはかなしいことだけれど
わたしたちは
ひとつになんかなれません
べつべつのからだのなかに
べつべつのかなしみがあるの

それはかなしいことだけれど
わたしたちは
いたみをわかちあえ　.... こどものころ
よく聞かれました
大きくなったらなんになりたい？

わたしはいつでも
お菓子屋さんと答えたけれど
ほんとうは
ちがうの


わたしは
大きくなっても
なんにもなり　....

望光憂輔さんのふぁんバーバーさんおすすめリスト（6）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
ほんとうのことを	- ふぁんバ ...	自由詩	8*	08-1-31
ちょっと足りない	- ふぁんバ ...	自由詩	7*	07-3-11
くらげとのくらし	- ふぁんバ ...	自由詩	14*	07-2-25
点滅する恋	- ふぁんバ ...	自由詩	7*	07-2-13
それはかなしいことだけれど	- ふぁんバ ...	自由詩	12*	07-2-4
こころの色	- ふぁんバ ...	自由詩	10*	07-1-10

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