ここにあるのは、ヒミツばかり





どうして、こんなふうに なってしまったんだろう。








ヒトを信じるのが こわくなって






 ....
夕刻よ もっと光をください
冬の息づかいが とても つめたい
雲のミルフィーユ レースの裾に
遠い日のさくらのような
幻想の海が広がっている

雲の山 空の海ね
幼い頬のかけらが 溶かさ ....
強い奴が好きだ

弱い奴は嫌いだ


強い者は大岩だ
動じず揺るがず転がらない

弱い奴は砂場の砂利だ
風に吹かれてどいつもこいつも見分けがつかない


強い奴は大樹だ
ねじ ....
少年ピエロがステージ終えて
一人夜道を歩いているよ
今日も上手く演じきった
問題なんて何もないのさ

商店街の裏道を抜ける
街灯の明かりさえ
闇に飲み込まれそうだ
道連れになってしまい ....
{引用=




ふるふると
ふるるふるると
ふるものにさらされ
森は輝いているのでありました


君は小さな家の屋根に立ち
眼を細め わずかに首を伸ばし
しばらくは光の匂い ....
どれだけ自分を偽っても
消せることの無い本能がある
理性では制御できない
覚悟すら失せるような青

それは銀河のコウズイのような匂いを漂わせている 私は携帯電話をいじっている女子高生の隣 ....
おでかけじゃないさ
ココの 塩ぬるい空き海に 

連れて来た手に
ちゅー返り
波にサスラワレタ

ひとつ
瓶が 

帰れないで いるはずで

沈みな ....
どこか遠くの
名もない寒村の廃屋で
最後の詩人が
おしまいの言葉を
震える手で書き記そうとしている

彼の思考の荒野を
舐めるように滑っては消えてゆく
文字列

この世界の
あら ....
俺は、恋愛詩を書く奴の頭脳から太陽が覗けてみえる。
誰だって、本能より、早くは走れないだろう。
だから、そいつ等の太陽は、幾千年の歴史の真実。
毎日、浮かび上がっていた。
毎日、行ってきた。
 ....
つまずいて
はげしくころんだ
あしがざっくりきれて
ちがだくだくながれた
すると
きずぐちのなかから
こびとがおおぜいでてきて
ちまみれになりながら
よってたかって
はりといとで ....
雨が降ってくると
金沢を思い出します。
金沢は年間六十日しか
晴れの日がありません。
大体曇りか雨です。

空はいつも
ブルーグレイの薄雲がかかっています。
雲のない ....
少女が爆死したその瞬間は
少年の爆死したその瞬間だった

少女が生きたその時間は
少年の生きたその時間でもあった

少女が愛した世界は
少年の愛した世界ではなかった

少女が憎んだ敵 ....
神様を時計でつぶして流れ出た液体はとうめい
色があったらいくらかましなのに
にごって先が見えなければもっといい
のどごしがわるいんだ
まとわりついて
私はあらゆることをみとめることができない ....
老いた 犬のような
祈りの 尼僧が 近寄ってくる
手には ガラスの 数珠
遠くには 私がいる
広がる 土地の中での
ああ!
私は 男だったのか?

・・・いいのか
尼僧よ 姓を 捨て ....
きみのとなりを歩くとき
ぼくはガイコツになりたいのです
骨だらけの傘をさしかけて
あばらに雨が透ける
きみのふくよかなみみたぶに
ちらっと目をやれば
ぼくの目はがらんどうだから
ああなに ....
全ての生に死があり
全ての生が死を恐れている

なんて看板片手に
お前らは愛の泥団子をキャッチボールする

その手のひらには骨がうずまっている
そんなことには皆あきあきしているのだ

 ....
まもなく世界が終わります。
まだ手続きのお済みでない方は
2階の受付カウンターへお急ぎください。
現在の世界への名残惜しさが捨てきれない場合は
3階のメモリールームで
一部を一時的に預からせ ....
ある日

少年の中に
戦争が充満する

少年の中に
潮騒が充満する

少年の中に
愛情が充満する

少年の中に
故郷が充満する


ある日

少年の中に
憎悪が充満 ....
ねえ、愛し合おう、隣人の貴女のサラサラの素肌。
彼方にワードローブを脱ぎ捨てて、水仙の針を通して。
感染症の夢を見よう、愛と肢て伝染して回ろう。
命を共有しよう、キリストみたいにハイな愛で。
 ....
手の内には暖かい光
零れないようにそっと足を偲ばせ
カサコソと音を立てて落ち葉を踏めば
粉々になった葉はキラキラと舞う

貴方の言葉は輝く魔法
大事にしたいのに私は外からの声に
戸惑い心 ....
かわつらさんの奥さんは
精神を病んでいるそうだ
深夜
誰も居ないキチンで
皿を一枚ずつ割るそうだ
あの夫婦は
せっくすれす
だから
ってすずきさんが言ってた
そういうすずきさんに ....
エレベーターの扉が 
左右から閉まりかけた 

その時 

ひとりの青年がこちらに 
歩いてきた 


( いってしまおうか・・・ ) 

( いやまて、ひらこう ) 


 ....
なんつーかこうこのフラットな光る画面の中を横切っていく情報のなかに含まれる暗号
みたいななものを切り取っていると
嘘をくっつけていいのかここにとか
これが本当の事だろうがこれが
みたいな
ど ....
学校の階段を
えらそうに前転しながら降りていくわたし(わたしたちは)
新品の
たわしをいつも持参しているので
タイミングを計っては
開きっぱなしの窓に向かって
たわしを力まかせに放り投げる ....
夜は耐え切れない
幾千幾万と千切れ降り注ぐ夢
このちっぽけな時間が手を伸ばし
歌うコップ一杯の空

何が白紙の無限性だろうか
人身事故が小躍り 
それは定めだった
お前らはヒト
 ....
あこがれは一番星の良きひかり
    いかにはかなく夜が来ようと


人は行くランボオの詩を胸にだき
    人いきれへと振り返りもせず


鳥は飛ぶただ啼きながらひたすらに
    ....
1÷3×3=0.999999999999999999999999999999999999999999999・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

0.000000 ....
女にふられたので、
好きで好きでたまらない女にふられたので、
砂漠へ行って死のうと、
そのままとかげとかハゲワシだとかに、
食われてしまおうと、
十月の運動会で俺は考えた。
町内会のかけっ ....
全てが終わってしまうことを望んで
そのときには
私は消えたい。
すべてから

友の記憶
愛する者の記憶
全ての物の記憶からですら消えていきたい


町の外灯が
命 ....
そんな午後
君と出あった

思い出を重ね塗りしていたら
季節も空を
秋色に塗り替えた

白い秋を
ありがとう
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