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渡りゆく空がなくても
鳥かごのツバメは夏が行くほうを見る

草ひばりの声を聴きながら
日に当たる頬の熱さは
夏をしっかりと覚えているのだが
頭を垂れた稲の穂が首を振る

入道雲が突然泣 ....
お皿の上の
丸く盛った海老ピラフに妹は
グリンピースと人参をのっけて顔を描いた
半分食べて欠けた顔の
真一文字の口は悲しげに傾いている

幼い妹
どうか最後まで食べてやって
姉さんは風 ....
吉田ぐんじょうさんの照留 セレンさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
暑さの残る日に- 照留 セ ...自由詩5*09-9-4
ピラフと粥- 照留 セ ...自由詩7*09-8-11

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