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ふとしたはずみで鍵をかけてしまった
ぼんやりと手を見ても、何処にも鍵を持っていない
南風が緩やかに吹いた、首の傾き一つで忘れてしまいそうな
春先の、こと


日向に浮かぶ
そちらの、具合 ....
ただいま
と、呼べる場所をいつもこの手の中に持っている
気付かないほどに当たり前の鼓動の中にいる
夜更けへ向けて風速は加速し続けている


明日を見渡したいから、と
君は潜望鏡を買ってき ....
吉田ぐんじょうさんの霜天さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
日向に浮かぶ- 霜天自由詩210-5-19
潜望鏡- 霜天自由詩806-9-13

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