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湿った夜に
孤独の匂う扉が開いたらしい
今日の陽射しに晒した、
二の腕も敵わない強さで
戻る道を塞がれた

草むらに埋もれる羽虫や
苦瓜の、
生き物のような苛立った肌

何 ....
爪先で掻き分ける、
さりり、
砂の感触だけが
現実味を帯びる

ひと足ごとに指を刺す貝の欠片は
痛みとは違う顔をして
薄灰色に溶けている


こころの真ん中が
きりきりと痛んで
 ....
吉田ぐんじょうさんの銀猫さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏の落とし子- 銀猫自由詩10*08-7-18
海蛍_(一)- 銀猫自由詩18*08-6-22

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