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白く大きな建物が倒れ
道に大量の湯を噴き出していた
蒸気と飛沫がとびまわり
離れても離れても熱さは変わらず
自転車を手で引きながら
白いかたまりを見つめていた
....
母が泣くので
腹から ときどき
こぼれた
、咲かない裂かな ....
カズラが花をおとし
森に住む蝶が
深々と死にゆこうとする八月
砂地から
こころないひとが訪れる
こころないひとは
分銅の肩を持っており
踏み入ると
腐葉土からは
ムクゲの細かいし ....
溢水の、細胞ははがれやすさに
幾度となく さざ波は
ついて はなれ
たい
鶴がいなくなった
あとと、折紙
錯綜するりんかい線が と
自由自在に満たされた溢水の頭上
絵 帆 ....
そして、
めまぐるしい呼吸に
ふさがれる 漂白された個室
あなたは白と孤独を分けいる
つながりは水平線のほつれを装って
回廊の花びらを屋内に引き延ばし
いちまい 一枚
見た ....
火と踊る 少女
薄い幕の向こう側で
遊ぶシルエット
僕は触れることができない
この薄い幕さえ引き剥がすことはできないのだ
音もなく
熱もなく
おそろしく暗いゆめで
見ている
火と ....
ナルコプレシーというのは簡単に言えばどこででも突然眠ってしまうもので
私がそうなんですがこれはたとえば
アフリカのツェツェバエから伝染する眠り病なんかとは違って
ウイルスみたいなものが原因じゃな ....
私たちはとても弱いので
ときどき何かを殺めたりもする
ぬばたまの真夜中に潜む
声を持たない涙のように
私たちはとても怖くて
目を瞑って過ちを繰り返す
陽光のまぶしさが作る
白い闇を前 ....
満月が近づくと空気が変わる
だから空を見なくてもそれがわかる
うつむいて歩くと足音が遠のき
夜はいつのまにか
重くなっている
みやみや
絵葉書の風景のように
闇が美しく固定さ ....
何度時計をなくしただろう
その度、親や恋人に申しわけなくて
三時間部屋の隅で膝を抱えた
それでも時計は与えられる
ベルトを見て身が凍ったのを隠し
頭を下げて受け取る
ベルトを締める ....
tomoaki.tさんの未詩・独白おすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ノート(ひろく_白く)
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木立 悟
未詩・独白
5
06-11-25
アプガースコア
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つめきり
未詩・独白
4*
06-11-7
森の祭
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フユナ
未詩・独白
7
06-8-29
ねんど
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つめきり
未詩・独白
2*
06-8-10
サナトリウムの憂鬱_
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つめきり
未詩・独白
7*
06-8-1
火と_少女は踊る_その影を
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今唯ケン ...
未詩・独白
7*
06-7-23
ナルコプレシー
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いとう
未詩・独白
10*
06-7-12
私たちの河は海に届かない
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いとう
未詩・独白
20
06-2-27
みやみや
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いとう
未詩・独白
11
06-2-16
即興・・・TSDT
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木葉 揺
未詩・独白
4*
05-8-10