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雨の夜って好きだなぁ
ソルティドッグ片手に呟く夜中の二時
ベランダの手すりには雨粒がいっぱいで
むきだしの足のウラに冷えたコンクリィトが気持ちいい

夜って水の底みたい
キレイに澄んだ水の ....
地面一杯に落ちた椿の中で
ひとり囁く者、有り。
群生林である椿は木の上にはもとより
私の足下まで赤で染め抜いていく。

生温い血溜まりに座り込んで
私は貴方の声を聴く。

「はやくはや ....
明日 天気になぁれ

私に触れなくなった この冷たいてのひらも
ひかりを浴びたなら
きっとまた息をするから

明日 天気になぁれ
明日 天気になぁれ



(君がはいる箱には金平 ....
夢を見なくなる日
その日にこそ私は死ぬのだろう

泣いたりしないって
消えたりしないって
誓って
今すぐに誓って

このくちびるも
この肌もすべて
誰にも渡しはしないから
足の爪 ....
Act:01 「アロンアルファ」


「どうも、星が墜落したようだ」

声をひそめてそう云った男は、瓦の取れかかった屋根から
落ちてきた。

「君だって墜落してるじゃない」

右手 ....
未有花さんの朽木 裕さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨の夜の底で- 朽木 裕自由詩6*09-5-16
首落ち椿のささめごと- 朽木 裕自由詩5*07-12-26
明日_天気になぁれ- 朽木 裕自由詩3*07-2-24
その肋骨を私に- 朽木 裕自由詩4*07-2-1
天体に関する話- 朽木 裕散文(批評 ...4*06-9-25

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