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水槽のある夜であればよいのに 夜桜の下に捨て来し胸の闇 性愛を投げ捨てるべし春の闇

「うち」という呼称は鳴るか水仙花

梅の花咲き極まりて白き肌

その胸に紅梅の咲く夜を知る

春のバス満員なれば風強し

ただひとつ桜が咲きて汁き夜
 ....
手袋を脱げばやさしき少女の手





          一九九五年一二月二六日
冬めきてラディゲ読む夜の重さかな

幻滅と悔い残してや恋の冬

この星に我ひとりなり冬の雨

黙々と落ち葉掻きやる白痴かな

吸ひ殻と誇り捨てたり枯れむぐら

老媼の叫び響くや空ッ ....
酔芙蓉 内に秘めたる 想い告げ
未有花さんの俳句おすすめリスト(36)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こらえる- A-29俳句8*07-4-24
夜桜- ささき俳句507-3-28
哀憐- 黒田康之俳句507-3-18
手袋- 渦巻二三 ...俳句606-12-8
冬めきて- 三州生桑俳句7+06-11-27
告白- ネ々コ俳句206-10-19

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