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ほら
こうして
鈴をつるしたフラスコの
空気をだんだん抜いていく
鈴の音はやがて
震えるだけの記号となって       

あのフラスコにわたしは
どうしても
ティンカー・ベルを入れ ....
傷付けて
傷付いて

それでも離れられなかった


笑い飛ばして
気まずくなって

それでも失いたくなかった


嘘ばっかりで
身勝手ばかりで

それでも抱きしめて欲しか ....
気が遠くなるほど
恋をしてしまったとき
いや
言い換えよう
特定の
誰かに
欲情してしまったとき

わざと
自分を
隠す
何処にも
いないかのように

いないところから
 ....
受話器の向こう

一分の

透明な空気






自惚れないで

何にも伝わってやしない







無言で

空気で

 ....
震える右手で

左手を必死で押さえつけた

階段を降りる

彼女の背中を 押さないように
冷凍庫には

入れないで下さい


私は水気が多いので

すぐに凍ってしまいます

万が一冷凍庫に入れたなら

どうかそのまま出さないで

出したが最後 私は溶けて

後 ....
雨さんの自由詩おすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
真空フラスコとティンカー・ベル- umineko自由詩45*04-9-20
メビウスの帯- 綿花自由詩204-8-10
透明人間- チアーヌ自由詩24*04-4-8
無言- 小宮自由詩604-4-8
殺意- takase自由詩304-3-28
冷凍庫には入れないで下さい- ロク自由詩4*04-1-24

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