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今日、世界が終わるとしても
教えないでいてください
怖いからではありません
やっぱりわたしは
明日の約束をしたい、あなたと
交わされることのない言葉
くちぐせのような夢 ....
名前を呼ぼうとして
ことばに拒絶される
あなたのくちびるなのです
だきしめたいのは
いえ、むしろ
ことばでは居られないから
そばにいて感じたい
あなたのおこす幽かな風まで
....
手すりのない屋上で
そらをとりもどす、わたしがいる
{ルビ限界線=ちへい}に浮かぶ遠い筋雲の
気流の音に耳をすます
わたしがいる
まぶたの裏に
真昼の月を新月と焼き付け
まぼろしではない ....
そんな目でみるなよ
おいしく食べるからさ
世界が希薄になっていく
高い高い、高い場所で
不純な核にとらわれて連れ戻された
綺麗なだけの名前で呼ばれるもの
海は無限のやさしさでとかして
吹き抜ける音や打ち寄せる色だけが ....
自分の名前を
忘れてしまいそうになる
遠いとおい旅路なのです
だけれども
決して忘れない
名前もあるのです
あの月と星をいただく塔の上で
そらに吸い込まれる
ただひとつの呼び名のよ ....
私が眠っている 界の隙間で
空がどんなあくびをしているか
そんなことが知りたくて
目を覚ますと、忘れてしまう
後頭部に焼き付くような
落日のあの色を
惰眠のみやげにしようと
まぶたに ....
ゆうひは、みひつのこい
じゅんすいなものは、ざんこく
てらされる、すべて
まぶしいかげに、かくして
あたたかな深い世界と
冷たく閉ざされた陸地の
あいだにおかれたからそれは
あなたに触れたときの私の肌
のように、あしもとでざわめく
むねのどこかで
小さなちいさな六分儀が
あやふやに極星 ....
防波堤に逆らう波が
呼ぶんだもの
黒雲だって
やってくるさ
くぐり抜けていく
いつも裸足だ
闇のそばでは
どうして自分だけは
かわらなくていい、などと
つぶやいていたのだろう
ああ、それはちがうよ
タングステン
熱で溶 ....
いくつかの橋が
思い出せないでいる
名前を覚えなかった川の
こちらとあちらを
思い出せないかたちで
きっといまもつないでいる
完全なものが美しいと
君は言うけれど
不完全なものは
....
ことうさんのたりぽん(大理 奔)さんおすすめリスト
(12)
タイトル
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カテゴリ
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日付
春は明日の約束
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たりぽん ...
自由詩
15*
07-3-13
旋回、なにかの輪郭のように
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たりぽん ...
自由詩
14*
07-2-7
その日、屋上の扉があいていたんだ
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たりぽん ...
自由詩
17*
07-1-18
ぬりかべ_まん
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たりぽん ...
携帯写真+ ...
14*
07-1-8
結晶核、とらわれて
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たりぽん ...
自由詩
15*
07-1-7
誓い
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たりぽん ...
自由詩
18*
06-12-17
目覚まし時計を止めたまま
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たりぽん ...
自由詩
16*
06-12-4
ぎゃく・こう
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たりぽん ...
携帯写真+ ...
11*
06-11-17
波、とはもう呼ばない
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たりぽん ...
自由詩
18*
06-11-12
波、呼ぶ声
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たりぽん ...
携帯写真+ ...
9*
06-11-12
でたらめな星の水族館
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たりぽん ...
自由詩
17*
06-11-4
沈下橋
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たりぽん ...
自由詩
17*
06-10-27
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