すべてのおすすめ
ハァーイ
バブゥー
チャーン
四人の自分に
花を放ると
一人は喰い
一人は呑み
一人は吸い
一人は花だった
自分はまだ
ひとりだった
....
もう一緒にグラウンドを駆け回ることができない友達について、S君は作文を書いた。その作文を読みながら泣いた。その声を聞きながら、僕も泣いた。
とてもかなわない し、かける言葉もない。
春は ....
その丘は
いつも 風が吹いているので
僕は 立つことの意味を 考える
その丘からは
遠くの川の流れや 大きな樹が作る木陰
彼方の波立つ海が 見えるので
僕は 立ち続けることの意味を ....
歯をみがく
歯のすべての面を
みがくように
歯をみがく
いくら丁寧にみがいても
数時間後には
忘れている
だからこそ
細かいところまで幾度も
歯をみがく
....
聞き捨てならんな
お前はあれを首と呼ぶのか
2メートル以上はあるあれが首か
そりゃキリンにだって首は要るだろうよ
持ってたいだろうよ なくしたか無いだろうよ
頭と胴体のあいだにキュッと一本ほ ....
しろいそらから
八百万のちいさな
ちいさなほしが
散弾され、落ちてくる。
かれらはまず
手をふってぜつぼうする、
それからとぶ、およぐ、まぜる、
それからたびにでてひとり ....
ある朝わたしは鴎になり
中央区永代橋の橋桁から白い小さな翼をひろげとびたつ
(そのときわたしははじめて空の名前を知ることになる)
江東区東陽町一丁目三番地
古めかしいビルの窓から
....
気がつけば2月になっていました。
そして2007年になっていました。
私はと言えばパートをはじめて1年が経ちました。
薬を飲み始めて1年半経ちました。
今年の冬は暖かくて ....
あんたの1メートル上空の
地上権と
あたしの1メートル上空の
地上権を
交換するの
そレで
あたしの匂い
あたしの甘やかな匂いを
あんたにいっぱい嗅がせて
あんたの一切の先取特権 ....
ピアノ線で結ばれた
あなたの希望
私の誤解
でたらめに
あなたがはじく
私たちの
無数の意味が
夕暮れの
部屋に満ちる
他愛ないカーテンが
ふたりを
窓から避けてゆく ....
ペーパー
{引用=
深い紙の淵におちて
死ぬのは こわい
あんまり、静かだから。}
指
{引用=
白い紙面に落ちた
指は何を思うのだろう
静かに目をつぶって
目をつぶって} ....
町も風もかなしく震えるので、
ろうそくの火のように、
さびしいやさしさで、
生きものは尖ってゆく、
のだと思う
生きものは、
風の群れ、
消え入りそうなほど、
ほそく、とがって、
....
赤色の電球が落下して
横たえた体の真上で破裂する
透き通って赤いガラスの破片が
ゆっくりと飛散し
白い二の腕の内側や
{ルビ粧=めか}した鼻のてっぺんや
潤んだ眼球に降り注いで
わ ....
リボンひとつで
あなたの気をひけるなんて
信じてやしない
けれど
リボンひとつでもしないと
あなたに会えない
二十歳頃の作品
結び目をほどくように、
この世からすべての母は消滅してしまったので、
わたしたちは何度でも
てのひらに
母と呼べる何物かを乗せては、
黄昏にそれらを透かして、
祈るように検分し、
うれい ....
・
ずいぶん昔
わたしたちは恋人同士だった
あんなにも完璧に
理想的な形で
つながっていたのに
満月の夜だっただろうか
わたしが
あの柔らかな部屋から
いとも容易く
追放されてしま ....
{引用=風が、何度もしみわたる
夜だから、
キョウシツとかツウガクロとかイエの
水槽のなかで、
わたし、
うまく息継ぎが、できなくて、
ホント、苦しくて、
ハダカのまま、
濡れています ....
胃けいれんを起こしたり
風邪を引いたりしてる間に
12月になりました。
なぜだかとても忙しい日々です
最近
朝ごはんをちゃんと作るようにしています
夫は夜中のアルバイトを始めま ....
明日は晴れだそうだ
一ドルは百十四円だそうだ
独居老人が遺体で発見されたそうだ
宝石はみんな鳥に
持って行かれたそうだ
誰かが売春で捕まった翌日に
似たような誰かが
表彰されてい ....
君の手が
とても冷たかったので
重ねて
すごいですね
ゆたぽんみたい
ゆたぽん?
はいー
ゆたぽんですよ
レンジでチンです
あはは
なんとなくわかった
あったかくなり ....
ガラス瓶のなかの
北風に乗って
飛んでいく一羽の鳩
おまえは
空に引かれた
ひとすじの水脈
かぼそき涙の痕跡
花のようにふるえる声
おまえは
幼年時代
滴りこぼれゆくはずだ ....
あなたは書きかけの本
痛みも苦しみも綴ってゆこう
今だけを切り取ってみつめないで
自分で物語をプツとやめないで
あなたはまだほんの序章
物語はどんな結末だろうと
終わりを ....
のんちゃんは首をかしげました
(どうちて、うちゅーには、くうきがないの?
神様は、深く息を吸い込み
腕組みをしました
(ねぇ、どちて?
(ねぇ、ねぇ、どおちて?
眉間に皺をよせ ....
{引用=求めろよ。
そうすりゃ与えられるぜ。
捜せよ。
そうすりゃ見つかるぜ。
たたけよ。
そうすりゃ開かれるぜ。
だれだって、
求める奴はもらい、
捜す奴は見つけ出し、
....
雅、お父さんの禿はな、太陽を映す鏡なんだ。
ほら、見なさい。りっぱにお父さんの頭には太陽が光ってるだろ。
太陽みたいでかっこいいだろ。
小鳥さんたちもさえずりながら、お父さんのはげ頭に近 ....
あおぞらが
おしえてくれた
あおじろい
あんたのうた
無声音でうたう
あんたのうた
ナイフはひびわれて
ナイフは鈍くなって
とびっきりで
ひとりきりの
うた
ここは
あかるい真 ....
「祈りの消滅は
自立でも、怠情でもなくば
愛の成立でもなく
その他のすべてを
併せ持って言葉を流し
祈りの消滅は
すなわち、
....
今日は私の病院と
子どものピアノレッスンの日が重なったので
外食しました
子どもたちは大喜びでした。
一人600円程度の外食で歓んでくれる子どもたちで良かったと思います。
そして
靴下 ....
朝
自転車でパート先に向かっていると
木の上の方から
聞きなれない鳥の鳴き声が聞こえました
「オハョ オハョ」
って言ってるみたいに聞こえました
姿は見えませんでした
何の鳥だっ ....
ことうさんの未詩・独白おすすめリスト
(43)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
流れよ我がヨダレ、とイクラちゃんは言った
-
大覚アキ ...
未詩・独白
4*
07-3-22
ノート(四人)
-
木立 悟
未詩・独白
9
07-3-21
しらやまさんのこと_8
-
AB(な ...
未詩・独白
7
07-3-19
とったん
-
月音
未詩・独白
7
07-3-14
ノート(歯をみがく)
-
木立 悟
未詩・独白
5
07-3-11
うちくび
-
若原光彦
未詩・独白
15+
07-3-8
拡張子(別稿)
-
はらだま ...
未詩・独白
8*
07-3-8
BLUE_HEAVEN(ノート)
-
青色銀河 ...
未詩・独白
8
07-2-12
2007.2.11DSで脳年齢が41歳、これってどうなんだろ ...
-
初代ドリ ...
未詩・独白
7*
07-2-12
液体となった太陽が滴りおちる青い波間で
-
青色銀河 ...
未詩・独白
7
07-2-7
ピアノ
-
umineko
未詩・独白
9*
07-1-20
WEISS
-
m.qyi
未詩・独白
17
07-1-19
生き物って尖ってく感じがするね
-
青色銀河 ...
未詩・独白
6
07-1-18
贖罪
-
かや
未詩・独白
10*
07-1-11
リボン
-
砂木
未詩・独白
8*
07-1-7
書簡A
-
青色銀河 ...
未詩・独白
2
07-1-4
断片集
-
吉田ぐん ...
未詩・独白
13
07-1-2
桃のココロ
-
青色銀河 ...
未詩・独白
2
06-12-27
2006.12.6今日は久しぶりに洗濯を外に干したよ日記
-
初代ドリ ...
未詩・独白
12*
06-12-7
頽廃
-
吉田ぐん ...
未詩・独白
9
06-12-6
手と手
-
umineko
未詩・独白
11*
06-12-5
鳩
-
青色銀河 ...
未詩・独白
10
06-12-3
死なないで
-
さくらほ
未詩・独白
14*
06-11-19
のんちゃんと神様
-
佐野権太
未詩・独白
14*
06-11-17
マタイだぜ
-
青色銀河 ...
未詩・独白
9
06-11-8
父の鏡
-
Fnoon
未詩・独白
5
06-11-7
電車の中は静かです
-
青色銀河 ...
未詩・独白
10
06-11-4
祈りの消滅
-
もも う ...
未詩・独白
13*
06-11-3
2006.11.2家族で外食、3180円日記
-
初代ドリ ...
未詩・独白
8*
06-11-3
2006.10.31猫が轢かれそうになっていたよ日記
-
初代ドリ ...
未詩・独白
5*
06-10-31
1
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