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 島のことを思いながら
 島を眺めている
 島にはいない
 鳥は風穴も開けず飛んでいく

 船尻は尾ひれをつけてゆく
 吃逆の止まらぬ胸辺り
 持ち上がっては黙る気の迷い ....
陽を受けてさわさわと葉を寄せ合う花壇
花の名前はしらない

あたしたちってあんまり集まれないからとっても困るね
理由もなく群生する川辺とかが
一色に染まりがちな秋とか
春とか夏とか冬と ....
この日に
何度目覚めても良いことなんてないだろう


おぼろげに繋がった手足を
まばたきが裁断していく
畦道を歩きながら
すうと伸びた苗が風に傾れて
順々に光を浴びているのを見る
け ....
一。


 この街ではつめたくて、誰もが当然のような顔をして、歩いて、いる。ぼくらは他人のふりをするのが得意だから、みんなすぐに誰かに成り切って、誰にも知られない ....
 窓の外がうるさいのでカーテンを開けると、案の定、犬が降っているのだった。雨粒たちはみな、犬の姿をしていて、降り落ち、地面に当たると、きゃいんきゃいんと啼いて弾け数粒の .... やっぱり(笑)
愛され系でいきたいし(笑)
夜中に冷蔵庫とか(笑)
あけちゃうし(笑)
死んじゃうくらいの恋(笑)
セックス(笑)
愛されてるって実感(笑)
ナヤミとか(笑)
プチ ....
まいちゃんが
リストカットをやめさせるにはどうすればいいかなぁ、なんて言うから
驚いて問いただしてしまった
彼氏が、やめないんだって
顔も知らないあんたの男をぶん殴ってやりたいと思った

 ....
   1


 ・
   ・
  羽虫の亡骸が
 そらに・うかんでる


     ・
   ・

     親指と
    人差・指でつまむ・
   ....
友達と呼ぶ時
少し気後れしてしまうが
知り合いと呼んでしまうのは寂しい
私に黄金町を教えてくれたのは五つ年上のKさんだった
女子高生が一人で歩くのは危ないよ
彼はそう笑った

駅の改札を ....
買ってもらった白い傘
とってもとっても大きな傘

いろんな雨が降り落ちる

青い涙のしょっぱい雨
赤い雨は水玉を作り
鉄の香りを漂わせる

傘とおそろいのワンピースにも  ....
        「 ミサイル 」


        
        どこかの星の片隅から

          ボタンひとつで 

           とびだ ....
 

「シクロ」    
  

 熱気がたわむれる不良の街角で

 繰り広げられる止まらないルーレット

 生活をBETして 
 夢に変えるギャンブラー

 マド ....
信じられない と
叫ぶ女にはなりたくないな と
携帯電話を耳にあてながら 上の空

500kmあちらで暮らす 君の言葉は
演技派俳優みたいに キメキメで
どんなに情熱的な言葉も
セリフみ ....
{引用=




  うすむらさきの 人々が 自転速度で 水平線から
  粉末になって 夜になる 太陽が 空にのぼるから
              きみは 太陽を掴まえる
  緋色の ....
「もこもこと旅に出るんだ!。」

そんな寝言をきみが言うので、
ぼくはすこしだけ、
もこもこになってみる。
もこもこになったぼくは、
きみの夢に潜り込み、
 ....
ひとりの部屋で 
哀しい唄を聞きながら 
歌詞を机にひろげて読んでいると 
窓からゆっくり日は射して 
机を覆う影は 
波のようにひいてゆく 


  * 


窓の外を見ると  ....
 



  「 星のうえで 」



          

        とても静かな星のうえで


          

       いのちを祈るひと ....
こえ、


ぼくを剥いてゆく
この
あかぐろい
にんげん、を
剥いてゆく
こえ、



きみの
こえ、


ふたしかな
やさしさ


ぼくの ....
なにかと鋭い恋人に
今日は特に死相が出ている
と言われたので
心配になって病院にいったら
思想だった
俺てっきり死ぬかと思った
良かった
とどのつまり
俺の頭ん中は
夢だとか希望だと ....
カナダからやって来た転校生は
ハリウッドスターのようにキラキラしていた

ブロンドの髪に色白の肌
僕は人目で魔法にかかった

I fall in love with her.
 ....
「たいへんよくできました」
というスタンプがどうしても
自分のノートに押されたかった
先生にノートを渡しても
いつも「がんばろう」とか
「あとひといき」ばかりだった
同じクマのスタンプなの ....
質問です
「し」と言われて何を思い浮かべますか?

「私」を思い浮かべた人は
自分を大切にしているのですね
簡単な事ではないと思います
あとはもう少し他人の事に
気を配るゆと ....
服の首もとから 手を入れられると
求められている気がした

頭の上に 重く 手をのせられると
愛されている気持ちになった

全ての行為が済んだ後
もう私は必要ないんだと思った

眠る ....
  「冬から春へと変わっていくだろう?陽射しとか」
  わたしはうなずいて、コーヒーをひとくち飲む。
  「ふと思い出すんだ」
  またしても、わたしはうなずく。
  夫はまだ、コーヒーを飲ん ....
鳥は
自由に羽ばたく姿こそ美しい
私如きが
その軽やかな{ルビ踝=くるぶし}に絡みついて
ともに堕ちてはならない
いつか
大きな空になりたい
そんな、さよなら


相反する不確かな ....
   あのころ、私と彼女は高校生だった

   彼女はとてもかわいかった

   ちょっと低めの身長も、いつも笑っているのも、みんなかわいい

   友達が「小学生から成長してないんじゃな ....
「太陽を見たことがない。」
きみはそう言って、
ぼくは太陽の話をした。
きみはそれだけじゃ満足しなくって、
だからぼくは旅をして、
色んな太陽を見て回ってる。 ....
  ひとをすきになって

  「どんな人?」

  と、きかれて

  あれ、これ、と、いくつか知っていることを、客観的に説明した

  ”そういう人がすき?”

  みたいな ....
気が付くと、
また曖昧なものになっていた。
前回はあいまいで、
その前はアイマイだった。
…ような気がする。
これもまた曖昧である。

曖昧なものになった ....
火を付けて、
風で煽って燃えだして、
手に負えなくなりましたか。
静かに見守り心を痛め涙を流しているのですか。


涙で火は消えますか。


ほら。
 ....
九谷夏紀さんの自由詩おすすめリスト(64)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
おびれ(草稿)- れつら自由詩208-9-11
サミット- れつら自由詩708-7-18
パノラミック- れつら自由詩608-7-4
「_ぼくらのつめたい亡命都市。_」- PULL.自由詩8*08-3-22
「_犬雨。_」- PULL.自由詩10*08-3-20
スイーツ(笑)- れつら自由詩3*08-3-3
まいちゃん_(リストカッターは腕時計をしないよ)- リヅ自由詩2*07-4-17
ラジオと羽虫- はらだま ...自由詩23*07-4-9
黄金町- リヅ自由詩11*07-4-6
白い傘- なかがわ ...自由詩3*07-3-25
ミサイル- ae96自由詩13+07-3-24
シクロ- ae96自由詩3*07-3-23
500kmあちら- スプート ...自由詩6*07-3-20
usumurasaki- はらだま ...自由詩24*07-3-20
「_ぬくりもこ。_」- PULL.自由詩11*07-3-19
「_窓辺の日射し_」_- 服部 剛自由詩7*07-3-18
星のうえで- ae96自由詩1807-3-16
こえ- はらだま ...自由詩20*07-3-15
おっぱいよ- 石田 圭 ...自由詩37+*07-3-15
留学生- 1486 106自由詩6+*07-3-15
たいへんよくできました- ぽえむ君自由詩36*07-3-14
心理テスト- 1486 106自由詩13*07-3-10
おでこ- スプート ...自由詩3*07-3-1
創書日和「炎」___かげろう- 逢坂桜自由詩9*07-2-24
鳥の唄- 佐野権太自由詩17*07-2-23
創書日和「炎」___彼女- 逢坂桜自由詩10*07-2-20
「_きみへの太陽。_」- PULL.自由詩12*07-2-13
主観と客観。あるいは、ひとをすきになる、ということ。- 逢坂桜自由詩6*07-2-10
「_曖昧なわたし。_」- PULL.自由詩8*07-2-9
「_放歌。_」- PULL.自由詩10*07-2-2

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