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人に歓びを
捧げたいと思う
思わぬ悪意で
出来ている
このからだ
皮膚の下で
水滴に
よく似ている
骨が歌う
ハッピー・バースデイ
止まぬ時に
生まれ ....
捨てられた砂漠と
魚釣りにいく
嵐が来たらしく
船が幾つも 幾つも
夏の虫のすべての死を
並べたように
海を埋めつくしている
防波堤から
最初の船 ....
眼鏡を外して電車を降りた
閉園のアナウンスが流れる頃に
金属製のゲートをくぐった
アスファルトの水滴が
輪郭を失ったパレードのように
商店の光を反射していた
黄色 ....