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生まれる その前から
ゲームは 始まっていた
生きる そのための
やさしい 「椅子取りゲーム」

気付かぬうちに ひとつずつ
はじき出していて
気付かぬうちに 僕の手は
真っ赤に 濡れ ....
喘息


白い天井
保健室

泣きたいけれど
泣けない身体

思い出す
風邪をひいて ベッドに横たわると

音だけもれてくる
清潔で淡い色合いのカーテンの壁

 ....
夏の気配と湿気とが
充満するこの部屋で、
私は思う
六月は麻痺している、と。
ベッドの上で横になっていると、
爪先や指先や腹筋、
恥骨までもが渇いた息吹に
やられてしまう。
どうしよう ....
狭い場所に隠れて紅色の千代紙 汚す指先
日が暮れたのかどうか 誰にもわからない
落書きまみれの背中 千代紙をかえす

暗い朝にのまれて紅色の千代紙 汚す指先
何が悪いのかなんて 誰にもわから ....
あなたがあまりにも大きく樹をゆらしたので
花びらが落ちているのだった
色とりどりのかみふぶきに混じって
潔白な白がくるりまっているのだ
地上ではパレード
美しくなった出会いと別れへの ....
砂の川は春が近いこの街を
いとも簡単にすり抜けていた
乾いた季節
小さな子供の遊ぶ声が
離れていても鼓動まで届いて



影の居なくなった景色
埃を纏った詩人は川を渡る

 ....
{引用=こづきまわしていた犬が、ラリルレ感情を剥き出しにし
発狂してしまった(仮に彼をビタミンZとしよう)

良く晴れた日、
ベランダで汚れた靴を洗っていた僕を
ビタミンZは後ろから突き落と ....
神保町にゆきたい
中央線でゆきたい
半蔵門線でもよい
おれはもうだめだ
あとのことはたのむ
おれの好みをみつくろって
何本かのエロDVDをたのむ
あの店だ

神保町にゆきたい
どう ....
君に青い鳥を見せてあげる約束を果たせぬまま
千年が過ぎた
今この星は Aoi鳥で満たされている
{引用=
 だって、外人って、同じ人間だと思えないから、
 キスするのなんて全然平気
 舌絡 ....
狂った猿が川を渡ったら
ひょうきんな猫があとを追い
恋する兎が溺れて死んだ
やさしい狸はお墓をたてた


それでも森は
変わらず夜と朝を運ぶ
足跡が一つ
僕の前の廊下に
ついている。
あまりにも小さく
不気味な足跡

ひょっとすると
僕のお母さんかもしれない
そう思って跡をつける

足跡が一つ
部屋のカーテンの影に
 ....
刈り入れ、葉、枯れ

わたしたち。   

貧窮は カタカタ  呼ばわる
明るさについて。

茎が折れ、そのあたりを、
嗅ぐ。     鼻孔、ひらき、
足も萎え、
何度もなぐられた ....
「かえして、ねえかえしてよ、あたしの世界。」
ばらばらになったのは、
あの日、
窓から自分の身体を放り投げたのは、
わたしたちという、世界そのものである。

あなたは、
蓬髪をさかだてて ....
思想が消え去った
世の中で
金の重さだけが
身にしみる

生の果てに迎える
死でさえも
路上で死に絶える者と
大学病院で手厚く
看取られる者がいる

同じ死であっても
同じ死で ....
天動説の子どもが増えてるらしいのですが
それはまったく自然なことです

地球が回っているのだとしても朝が来るのは退屈なのですから
僕はお布団で魚になって
箱舟に乗ったかあさんとはなしをします ....
東京が 自殺した

新宿南口JR改札前 高架
整列する雀
凹む電線
ガードレールにとまる女 白く。
瞬く横断歩道 

歩行者用信号機が青に変わり
かちり
盲人用信号がボタンを掛け合 ....
晴れた空は、あまりに眩しくきれいだ

幼い頃、一番欲しいものはなあに?と問われて
そら とは答えられず
むきかごーぶつ と答えた
(空は大きすぎて僕のおもちゃ箱には入らないとわかっていたから ....
おいっ お前
そこのお前だ!
お前は「世界」という単語を使って
詩を作っているだろう
だからいつまでたっても
ウダツがあがらないんだ
少し人に優しくされただけで
「世界は優しさでできてい ....
 みずうみの底に咲く花
 そのように
 抱かれたい夜もある

 深いあいいろの
 一重の花びら

 湖上の月はどこまでも細く
 微かな光さえも
 さざなみに散らされて藍きに染まる
 ....
晴れわたった
際限のない
ひろい空の青
小さな密室の心を
吸い込むようで
無関心な青
ほんとうの空は
無表情のなかで
とても暗く
中心がない
ブランコに乗って
遊ぶのが
嫌いだ ....
結城 森士さんの自由詩おすすめリスト(80)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
2、椅子_【いす】- 雨宮 之 ...自由詩2*06-7-17
保健室- しいこ。自由詩9*06-7-7
思考停止。- 葛西佑也自由詩17*06-6-7
千代- 病気パー ...自由詩506-5-10
パレード- フユナ自由詩22*06-5-6
砂の川- .自由詩606-4-1
犬に突き落とされる- 英水自由詩506-3-24
神保町にゆきたい- ZUZU自由詩32*06-2-19
Aoi鳥_飛ぶ- 英水自由詩206-1-27
森の或る日- 八月のさ ...自由詩205-8-2
お母さん- 佐藤伊織自由詩6*05-7-23
麦畑- るか自由詩27+05-7-18
こころみ- るか自由詩16*05-7-6
死想- 恋月 ぴ ...自由詩6*05-6-27
天動説の子ども- 窪ワタル自由詩22*05-3-9
上空自殺(東京Ⅲ)- 英水自由詩9*05-1-7
白い言葉- 窪ワタル自由詩22*04-10-6
すべての詩人に告ぐ!- 紀ノ川つ ...自由詩1103-10-21
みずうみの花- こん自由詩6*03-10-9
青空- 足立和夫自由詩403-4-4

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