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花で飾られた墓地は
東京のようにさみしく

思い出は
人と人との間にはいない
誰のものともつかずにひとり
野ざらしでいて美しい

見ず知らずの人に会釈をして
道を譲ると
僕はひとり ....
今しがた風呂吹き大根炊く母がとろとろ火かけ黒き碑

点滴の音やかましき隣には空いた花瓶を洗う細君

気散じに蘇州夜曲を口遊む火吹き男の碧き虹彩

無花果のひとつ転がり胞衣壷に翅を揃えて番う ....
北大路京介さんの古月さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
東京- 古月自由詩3*12-8-18
題詠十首- 古月短歌8*12-3-12

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