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赤い屋根まで のびるものが蔦葉であり
方解しないように 白い壁に這わせたのだ
おとうさんの書いた 詩を
おかあさんの書いた 詩を
小さな僕は
理解できないでいました

船旅は航海 ....
あたしを土壌にして
きみの心を蒔いて
あたしは水をあげて
とけて
てのひらかざすみたいで
自由の光りは湾曲して
吸い込まれて
それって
ふわふわで
白いの息だよねって

 ....
あてもなく、この先は、動かされるままに。
意識とは別に、行く先は、南、でした。

無音の、ファンネルからの、伏流は、
見ている人しか、伝わらないなんて。
見えないだけでしょう。

 ....
窓際の花瓶に挿した花を想うと
降る雨の着水点はまあるくて
本当にまあるくて
揺れる心も
みずたまりの世界の中だけでも
空から降る生命の一滴

内側からでしょうか
包まれたいと
願う湿 ....
  燈籠影絵に語るあたしには、
  咲かない蕾で、生まれた。
  夜露は蒼玉月。
  照らす。離れ、離れ並木。
  萌芽だからこそ摘まみたい。
  それまでの枝先。
  潤んだ紅水晶。 ....
北大路京介さんの鯨 勇魚さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
幸福の木〜飛砂- 鯨 勇魚自由詩607-7-22
野畑〜生えた先の双葉- 鯨 勇魚自由詩407-7-10
融雪プランクトン- 鯨 勇魚自由詩20*07-4-24
花瓶の花- 鯨 勇魚自由詩4*07-4-18
シャルトリューズ- 鯨 勇魚自由詩7*07-4-16

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