すべてのおすすめ
指先から奪われる熱
あなたは言った
『手を繋げば少しはあたたかくなるよ』

ひとり
駅のホームに佇む
お気に入りの音楽が
以前より深みを増した
でも
聴きたくてもきけない六曲目
聴 ....
今までのキセキが
私のキセキ

生きてるキセキが
私のキセキ

これからも
キセキを生み出す

それさえも
キセキ
拝啓

只今、午後九時をまわりました。
この頃夜の冷え込みが厳しく、受験勉強をするのにもまた一段と頭を使っています。

そちらから月は見えますか。
私の部屋は西側にあるので見えません。
あと何時間かし ....
誰かとつながっていたかった
ひとりは嫌だった

そのために
偽りの名をつかって
この電脳世界という海の
情報という荒波の中を
藁をもつかむ思いで泳いだ

自分と似た人がいてほしかった ....
星も月も光る夜
窓辺に置くティーカップ
ダージリンの海に浮かぶ君
香りに誘われて揺らぐ光
満たされている心
君が眠りにつくまで
小夜すがら見守っているよ

遠くで聞こえる
波と夜想曲
疲れ果てた制服
ひとり、風を切って歩く

見慣れた通学路
憂鬱のひとつ

いつもの癖
何年も前に短く切り落とした髪
触りながら嫌気を紛らわせる

首筋を
秋の風が駆け抜ける

 ....
十人十色
だから
愛し方も
十通り

でも
己をそうさせる理由は
ただひとつ

その人を愛するが故に
ねえ
皆から離れちゃって
淋しくないの?

もし、君の上に
生命体が存在していないのなら
正真正銘の独りぼっち

ねえ
皆から離れちゃって
怖くないの?

もし、君の先に
生 ....
生き物は、息物です
生きるは、息るです

動物は、導仏です
動くは、侑ごくです

会話は、解和です
話すは、放すです

休憩は、求恵です
寝るは、音るです

仕事は、志毎です
働くは、勞くです

食事 ....
おい
現代の日本よ
黄金の国ジパングとまで言われたジャパンよ
あの時の輝かしさは
一体、何処へ行ってしまったのだい?

金をほぼ全て掘り出してしまい
ジパングではなくなってしまったジャパ ....
雨上がり
庭を覗いてみました

雨の雫で輝く葉
青いな

そう思った自分も
実のところ
充分に青かったのです
あの日。
あなたと出会った日。
頑張っているあなたの姿を見てときめいたのは、
だだの迷いだったのかな。

あの時。
あなたに声かけた時。
どうしても「お疲れ様」言いたくて引き止めたのは、 ....
消えてしまいたいから
でも
消えてしまいたくないから
誰かに必要とされていたいから
誰かを愛していたいから
生きていたいから
死にたくないから
居場所が欲しいから
泣いてしまいたいから ....
ふと
窓から外の様子を窺ってみたのです
すると
空という藍色の海に
悠々と三日月が揺らいでいたのです

そうしたら
小舟のようなお月様に乗って
夜空を旅してみたくなったのです

だ ....
空と海の交わるところに
永遠があると信じていた
だから
大海原へと消えていく舟に
嫉妬した

―――私も連れていってよ
ずっとずっと遠くで波の音が聞こえたような気がしました
それが耳鳴りのように鳴り止まないのです

あれはいつのことだったのでしょうか
広い空の端っこに灼熱の太陽が半分だけ沈んでいます
そして海 ....
「正直、正義ってなんなのよ」

クラスメイトの悪戯描きの中の
正義のヒーローがそんなことを言っていた

ちょっぴり悲しくなったから
「わからないなら辞書で調べてみたら?」
って
小さく ....
後ろの席で
あなたの背中をじっと見ていた

明日の今頃には
きっと君はここにはいない
そして
君がここに戻ってくることもない
私を残して
あなたは旅立ってしまう

いつだって
私 ....
冬だって
やがてやってくる暖かさで
春になる

悲しみだって
やがてやってくる笑顔で
幸せになる

酸性だって
やがてアルカリ性と混ざって
中和する

キャラメルだって
やが ....
いつだってそう
自分がひとりぼっちになった瞬間に
自分自身の
弱さと小ささ
このふたつを改めて実感する
骨折したら痛いよね
すっごく痛いよね
実を言うと
一度も骨折したことないからわからないんだ

骨折した骨ってさ
カルシウムが力を出し合って
前より丈夫な骨を作るんだよね
丈夫な骨はカル ....
誰にも見られたくないから
急いで家に帰った

母さんが心配そうに声をかけた
でも
無視して階段を上がって行った

ドアノブをまわした
中には私だけの世界があった
そこにあるベットに滑 ....
オリオン座は海も陸の様に歩けるというオリオンのこと
月は月の女神であり弓矢の名人であるアルテミスのこと

二人は愛し合っていた
でも
兄のアポロンがそれをよしとしなかった

アポロンの言 ....
宝石を散りばめたような闇
この世で一番大きい水溜り

そこには彼らがいることが
絶対であって
世界の暗黙の了解であった

でも
時にはその場から消えたい

訴えているのを
私は ....
もし
出来るというのであれば
あなたの背中に耳を押し当てて
心臓の音を
脈打つ音を
そして
あなたの熱を
この耳で 手で 心で
感じたい
例えば100メートル走なら
パンッてなるピストルで
例えばオーケストラの演奏なら
スッと構える指揮者で
例えば私たち人の誕生なら
オギャーッていう泣き声で

たった刹那に起こるそれで
何かがはじまる
寒々とした夜空
明々とした駅前
その中間にある一本の坂道
そこからは海の向こう側が見える

点々と輝くひかり
その所為か
頭の上にいる星達は
微かなひかりを放っている
今にでも消えて ....
あの日
君と出会ったことは
偶然じゃなくて
必然だった
出会えたことは
きっと
私と君との間に
なにかが生まれようとしたから
だから
明日を信じてみても
いいよね
押し寄せる波が私を連れ去ろうとする
どこか遠くの私の知らない世界へ

もう終わりだと知っていた
これ以上続かないとわかっていた
だからこそ
信じたくなかった

この波の音が聴こえるこの ....
気になること

地球に生きている生命の始まり

ずっと向こうまで流れる雲の味

淡々と繰り返される波の終わり

これらは

どうなっているのだろうか

私たちは知らないことが多 ....
北大路京介さんの緋月 衣瑠香さんおすすめリスト(68)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いちごみるく- 緋月 衣 ...自由詩3*08-1-1
キセキ_(奇跡/軌跡)- 緋月 衣 ...自由詩6*07-12-17
拝啓- 緋月 衣 ...携帯写真+ ...5*07-11-11
電脳世界- 緋月 衣 ...自由詩7*07-10-31
想撮空間_「ノクターン」- 緋月 衣 ...携帯写真+ ...7*07-10-21
秋季登校女子物語- 緋月 衣 ...自由詩6*07-9-24
想撮空間_「愛のカタチ」- 緋月 衣 ...携帯写真+ ...3*07-9-17
流れ星- 緋月 衣 ...自由詩5*07-8-14
想撮空間_「有人論」- 緋月 衣 ...携帯写真+ ...6*07-8-10
黄金の国_ジパング- 緋月 衣 ...自由詩4*07-7-25
想撮空間_「青二才」- 緋月 衣 ...携帯写真+ ...6*07-7-25
花占い- 緋月 衣 ...自由詩6*07-6-24
矛盾- 緋月 衣 ...自由詩7*07-5-31
夜更け- 緋月 衣 ...自由詩8*07-5-2
嫉妬- 緋月 衣 ...携帯写真+ ...8*07-4-1
予感- 緋月 衣 ...自由詩5*07-3-28
正義のヒーロー- 緋月 衣 ...自由詩2*07-3-18
さよならのかわり- 緋月 衣 ...自由詩7*07-3-9
キャラメルティー- 緋月 衣 ...自由詩14*07-3-1
新・枕草子_「いつだって」- 緋月 衣 ...自由詩5*07-2-25
カルシウム- 緋月 衣 ...自由詩5*07-2-17
春待ち- 緋月 衣 ...自由詩10*07-2-5
オリオン座と月- 緋月 衣 ...自由詩4*07-1-29
眠ル三日月_泳グ魚- 緋月 衣 ...自由詩7*07-1-13
新・枕草子_「叶うなら」- 緋月 衣 ...自由詩5*07-1-6
はじまり- 緋月 衣 ...携帯写真+ ...13*07-1-1
あかき月- 緋月 衣 ...自由詩5*06-12-25
信じてみても- 緋月 衣 ...自由詩4*06-12-20
夜明けの前に。- 緋月 衣 ...自由詩7*06-12-16
新・枕草子_「気になること」- 緋月 衣 ...自由詩9*06-12-13

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する