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流れる川の様な風の中で
月は太陽に嫉妬する
光があるから陰があり
太陽があるから月は輝く

あの子はじっと目を細め
息を殺す様にして遠くを見つめる

まるで
そこに何かが居る様に
 ....
夕暮れの 空を見上げて ただ一人
らららと唄えば ただ一人

お星さま 夕焼け空に ただ一つ
きらりと光れば ただ一つ

田の蛙 蜩の声 ただ一つ
いつの間にやら ただ一つ
いつの間にやら ただ一人
散々泣いた夏の雲は美しくたち
もうじき夕暮れの風鈴の音色は
甘くて遠い気がして

少し懐かしい思い出は記憶からこぼれだし
涙色の青空に蝉の賑わいは
必ずしも必要ないのかも知れない

狂 ....
記憶の湖に小船を浮かべる
揺らぎの中を覗く

湖の底で幽かに白く
蜃気楼の様に
魚の影の様に
消えた世界が見える

あれは何処
あれは何
あれは僕
あれは誰
 ....
白いドレスが綺麗でしょう
淡い世界に霞まない様に
紫陽花色の傘を咲かせて
君が笑うものですから

僕は蝸牛の様に煮え切らない速さで
ゆっくりと世界の湿度の中に溶け込んで
綺麗だなぁなどと ....
さてせっかく七夕になったので
何かお願いをしようと思うのですが

あの子に願いが届きますようになんて
かわいらしい事を願うのもなんだかあれなので
他に何かないかしらんなどと考えましたら
不 ....
酔っ払ったみたいに踊る僕の手に
気が付いたら君の手があった
変な言い方だけどそんな感じ

おでこをくっつけて微笑みあった二人が
そのまま見つめあって
溶け出していく夏の夜の匂い

細波 ....
君の心の中はとても青く深い海だから
僕は小さな潜水艦に乗って行こう

潜って初めて知ったよ
静かに見える海の中は
本当はとても様々で
速い流れも遅い流れもあるって事

だけれども大丈夫 ....
じいちゃんが夕涼みしてる
静かに 静かに 黙って 黙って
ぼんやりと煙草を吸いながら

縁側の無くなった都会の隅で
ガードレールに座って
車道を眺めながら

時折道端の排水溝辺りから
 ....
ピアニカみたいな切ない言葉を
水遊びの様にきらきらと紡ぎ
気ままに踊るダンスみたいに
つかみ所のない夢を本気で追いかけ
無邪気に笑って泣く貴方が住んでいるのは
とても貧しい小さな家でした。
 ....
誰も知らない顔をして
通り過ぎていく君の強さ

夏の制服の薄いシャツから伝わる
淡い匂い 淡い声 淡い想い

すべてが溶け込んだような
プールの塩素の匂い

もう過ぎてしまった七夕は ....
スカートの端をちょっと摘んで
ひらひらと踊ってみたい。

スカートのひらひらは
朝顔みたくてなんとなく可愛い。

なんとなく可愛らしいしぐさに
ひらひらのスカートがあれば
僕はも少し
 ....
今日電車のホームで君を見たよ。
君は向かいの電車でつまらなそうに
流れる線路を見ていた。

どうしたんだろうと
メールしようかと思ったけど
なんて書いていいのか
分からなくて

閉じ ....
雨にかすんだ街を見ながら
少し寂しくなったので
あなたの言葉を思い出しました。

水溜りの中に
小さな小さな雨色の町があって
その町では
どんな事でも虹色に綺麗なんだ

あなたはどん ....
薄青色の透明な空に
白い大きな鯨の尻尾
鯨は自由で気まぐれだから
日が昇りきる頃にはもう
どこかの国に泳いで行くんだ
でも優しい鯨のことだから
また会いに来てくれるだろう
僕の吐いた煙を ....
たとえば勉強すること
勉強が大切なんじゃなくて
勉強することが大切だと思う事

たとえば人を好きになること
好きな事が大切なんじゃなくて
好きになれることが大切だと思う事

たとえば父 ....
一歩前に踏み出した足
 一歩後ろに下がる地面

たぷんと揺れる水
 とぽんと跳ねる金魚

ほらご覧と覗き込む僕
 あら綺麗と覗き込む君

うつむくしかなくて
 うつむくしかなくて
 ....
大好きですと

声に出すのが

照れくさくって

何にも無いけど

僕の人生を

君にあげたらば

それは僕の

傲慢かなぁ。
静かなそらを見上げると

無数に星がみえました。

東京では息がくるしくて

毎日仕事に来るたびに

目がかすんでしまいます。

故郷はどうだったろう

そんな事をおもってみた ....
私は盲目ではないけれどあなたの事が見えません。

私は耳が聞こえるけれどあなたの言葉が聞こえません。

私は口がきけるけれどあなたに言葉が届きません。

だのに

だのに

私はあ ....
一日分の想いを貯めると

いくらかの利息がついて

想いは膨らんでいきます。

みんなのそんな利息が

幸せな想いだといいな。
好きな物を

いっぱいかむ事。

好きな時に

大声を出す事。

好きな人に

気持ちを告白する事。
透明金魚カランとなった。

指でつつくとカランとなった。

夏のおわりか、秋の始めか。

セミの抜け殻、稲穂のもみ殻。

透明金魚カランとなった。

また来年ねとカランと ....
今日は楽しかったね

そういって振り返ると

君は改札の外

静かに手をふって

さようなら
北大路京介さんのプル式さんおすすめリスト(144)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あの子は遠くの星を見ている- プル式自由詩9*06-9-5
らららとウタウ- プル式携帯写真+ ...11*06-8-29
東京番外地- プル式自由詩10*06-8-11
影のカタチの蜃気楼- プル式自由詩11*06-7-27
蝸牛と紫陽花- プル式自由詩12*06-7-8
ねがいごと。- プル式自由詩8*06-7-7
ハニーウィスキー- プル式自由詩16*06-7-3
潜水艦に乗って- プル式自由詩13*06-7-2
そっちはどうだい- プル式自由詩10*06-7-1
暖かい話- プル式自由詩5*06-6-30
追いつけないよ。- プル式自由詩15*06-6-30
スカート- プル式未詩・独白8*06-6-26
オセロ- プル式自由詩6*06-6-22
虹色の町のあなたへ- プル式自由詩15*06-6-21
空には大きな鯨が泳ぐ- プル式未詩・独白6*06-6-20
タオルケット- プル式未詩・独白9*06-6-17
金魚- プル式自由詩6*06-6-15
あなたにとって- プル式自由詩5*06-6-12
そらみたことか。- プル式未詩・独白4*06-6-11
朝みる夕暮れ- プル式未詩・独白4*06-6-10
幸せ貯金- プル式未詩・独白2*06-6-10
むつかしい- プル式自由詩2*06-6-4
透明金魚- プル式自由詩7*06-6-2
改札- プル式自由詩8*06-6-2

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