すべてのおすすめ
多くの詩が生まれ
同時に多くの詩が消えてゆく
誰にも読まれず
誰にも語られず
誰の心の中にもない詩は
もはや生きていない

生きている詩は
誰かに読まれ
誰かに語られ
誰かの心の中 ....
農家のおばあさんが
小さな乳母車に載せているのは
自分の畑で育てた花だった

生まれながらにして背が低かった
歳をとり腰も曲がってしまった
それでも車いっぱいに花を積み込んで
今日も花を ....
悩みのない生き方は
悩まないことに悩む生き方で
その悩みはきっと
その人を弱くさせてゆく

常に満たされない現実が
次の課題と向かわせ
今日の努力が生まれ
たとえ失敗しても今度こそと
 ....
雨に打たれた紙が
ぼくをじっと見つめていた
何の紙なのかは
わからないけれど
何かを言いたい気持ちが
そこにはあった

雨に打たれた紙を
ぼくはそっと見守った
何のためなのかは
わ ....
水が流れる
水車が回る
水が回る
僕は僕の血液で回る

風が吹く
風車が回る
風が回る
僕は僕の呼吸で回る

陽が昇る
地球が回る
陽が回る
僕は僕の意志で回る

星が輝 ....
水素原子と酸素原子だけが
一定の割合で結びついてできた水は
確かに純粋な水であろう
綺麗な水なのかもしれない

では美味しいのか
答えは否であろう
純粋な水ほど美味しくない

ならば ....
時に逆らって
時計を上下逆さにしてみた
秒針の動きは変わらないので
結局
今日の予定が頭の中を過ぎてゆく

時に逆らって
時計を裏返してみた
時を見ることはできないので
結局
次の ....
風の中で何かが消えた
それは生きてきた中での何かだった

それは
その時のその場所によって
様々な変化と成長を続け
その日のその情景によって
豊かな感情を創り出した

同時に
風の ....
心の中にある草原に
乾いた強い風が吹いているので
雨を降らせてみました
大きな虹が架かかりました

心の中にある森に
細くて尖った枝が軋んでいるので
葉を茂らせました
多くの鳥がさえず ....
風が走る
土が舞う
水が震える
枝が軋む

風は思うままに
その力を誇示するかのように
押す力が押す力を加速させ
どこまでも走り通す

風が飛ぶ
森が揺れる
岩がずれる
波が ....
もともと人は
生きづらい中で
生きやすい生き方を
夢見てきた

その日を生きるのに
苦労して
やっとの思いで
夜の眠りに就くことができた
いや
明日が不安で眠ることを
許されない ....
振り向かない力が
勇気となって
道のない前を
歩いてゆける
淋しくはない

振り向かない力が
翼となって
果てのない空を
飛んでゆける
悲しくはない

振り向かない力が
光と ....
少年は遠い空を眺めて
何を書きたいのか
何を描きたいのか
考えていた
空は高いまま

少年は青年になり
広い空を見渡して
何を書くべきなのか
何を描くべきなのか
決めていた
空は ....
今よりも
もっと大きくなりたいと想ったけれど
すぐにはできないから
今からできる
小さいことを見つけようと想う

今はまだ
ぜんぜん小さな自分だから
いきなり大きなことはできない
ま ....
翼は光に向かって
青空の中を
風に吹かれながらも
ひたすらに
羽ばたき続ける

見下ろすその海は
光を受けた
波と魚の群れが
きらめき瞬いている

翼は光に向かって
どこまでも ....
今日で一年が終わってしまいます
贅沢できなかった日の方が多いけれど
笑えた日をたくさん思い出しています

今日で一年が終わってしまいます
慎ましく生きた日の方が多いけれど
喜んだ日をたくさ ....
クリスマス・イヴという日は
みんながモノと思い出を探す日
何がほしい?
何を買ってあげようか?
どんな夜を過ごそうか?
特別な日

モノを想い
人を想い
時を想う

その年に起き ....
{引用=ポエム問題集 100作を記念して}

それは
感性を磨くために
技術を向上させるために
何人を制限することなく
万人のために
誕生した

心に感情がある限り
道は果てしなく ....
不思議だった
いつものオリオン座が
いつもよりも綺麗だった
寒い夜だというのに
しばらくの間
その輝きを見つめていた

不思議だった
いつもの霜柱が
いつもよりも美しかった
冷たい ....
星を讃えよ
僕はここに生まれる
輝くものを愛しみ
ひるむことなく
ここに生まれたことを
心の種とせよ
星のきらめきを見よ

空を讃えよ
僕はここにいる
目にするものを敬い
たじろ ....
風が公園で遊んでいる
ブランコに乗っている
砂場で小さな山を作っている
広場でおにごっこをしている

風が公園で笑っている
ジャングルジムを伝わっている
ベンチの後ろに隠れている
ボー ....
机の引き出しの奥に
わずかばかりの
どこにでもある土の入った袋
これがふるさと

都会のコンクリートの中の
ほんの少しのふるさと
自分が生まれ育った土

袋を開けると
ふるさとの匂 ....
花はいつ咲くのか
花に聞いてみなければ
わからないけれど
心の花は
自分で咲かすものだから
自分に聞いてみれば
きっとわかるはず

星はいつ流れるのか
星に聞いて見なければ
わから ....
雨はまだ降っている

何があるわけでもないが
窓の外を
ぼんやりと眺めている

雨はまだ降っている
ぼくはまだ眠らない

窓ガラスを打つ雨音が
不思議と体に響いて
ぼくの呼吸と合 ....
今の自分がすることは
今の自分を壊すこと

今の自分を壊さなければ
今の自分のままだから
今の自分を壊さない限り
新しい自分が生まれない

今の自分がすることは
今の自分を壊すこと
 ....
青い冬空透き通る
沢の{ルビ辺=べ}歩くその音は
見渡す空の声となり
孤独を忘れる時となる

白い{ルビ川水=かわみず}清らなる
峠を越えるその風は
鳥を寄せ呼ぶ歌となり
勇気を与える ....
土が凍る
雨はまだ降らない
厳しい季節の中を
ただ一人
手を開けずに
じっと見つめている
冬の大地

空が凍る
雲はまだ進まない
切ない季節の中を
わずか一人
歩けることなく
 ....
日々の繰り返しが
時を止め
時間だけが過ぎてゆく
月曜から金曜は
他人の空間の中に
特別な意識もなく
身を沈めている

小さな場所の中で
自分だけの時が
ほんのわずかだけ動き始める ....
そこに花がある
名前は知らない
けれども
その花にしかない色がある
それだけあればそれでいい

そこに鳥がいる
名前は知らない
けれども
その鳥にしかない翼がある
それだけあればそ ....

田園に降りしきる雪を見て
なぜかわからないけれど
昔の思い出がふと脳裏をかすめる

都会の星空は
教科書通りの星数で
オリオン座がはっきりとわかって
本当はたくさんの星があるという ....
北大路京介さんのぽえむ君さんおすすめリスト(294)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
詩は生きている- ぽえむ君自由詩12*07-1-20
花売り- ぽえむ君自由詩14*07-1-18
悩まなければ強くはならない- ぽえむ君自由詩8*07-1-18
雨に打たれた紙がぼくを見つめていた- ぽえむ君自由詩11*07-1-17
僕は僕の夢で回る- ぽえむ君自由詩15*07-1-16
純粋な文章ほど美味しくない- ぽえむ君自由詩15*07-1-14
時に逆らって- ぽえむ君自由詩22*07-1-13
風の中で何かが消えた- ぽえむ君自由詩9*07-1-9
心の中にいる自分に- ぽえむ君自由詩16*07-1-9
風が走る- ぽえむ君自由詩12*07-1-7
生きやすい生きづらさの中で- ぽえむ君自由詩12*07-1-6
振り向かない力- ぽえむ君自由詩14*07-1-6
時は変わらず歳は移りゆく- ぽえむ君自由詩11*07-1-5
ずっとずっと大きくさせてゆく- ぽえむ君自由詩8*07-1-4
翼は光に向かって- ぽえむ君自由詩8*07-1-3
一年の終わりに- ぽえむ君自由詩10*06-12-31
イヴのプレゼント- ぽえむ君自由詩9*06-12-24
ポエム問題集- ぽえむ君自由詩8*06-12-23
不思議だった- ぽえむ君自由詩17*06-12-18
全てを讃えよ- ぽえむ君自由詩15*06-12-17
風が公園で待っている- ぽえむ君自由詩13*06-12-16
引き出しの中のふるさと- ぽえむ君自由詩14*06-12-15
きっとわかるはず- ぽえむ君自由詩10*06-12-15
雨はまだ降っている- ぽえむ君自由詩13*06-12-14
今の自分がすることは- ぽえむ君自由詩6*06-12-14
冬の山道- ぽえむ君自由詩15*06-12-13
冬の大地- ぽえむ君自由詩7*06-12-12
動くのは時と心- ぽえむ君自由詩14*06-12-10
名前は知らない- ぽえむ君自由詩24*06-12-10
そこには神秘がある- ぽえむ君自由詩9*06-12-9

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する