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休日のキッチンでイタリアンサラダを作っていると
天井から垂れ下がったホーテンベイリーが僕に囁く
「ちまきにしてしまえ」
しかし僕はちょうどその時
革命に参加しなかった無産階級のことを思っていた ....
 僕は六世紀に及ぶしみったれた腸壁に包まれている。
 でたらめに女の子の名を呼ぶよ。誓言のように、エリー・エリー・エリー。

 何故雨は降らない? 僕は足運びの練習を繰り返す。
 レッスン ....
最近のバスは気が利いている
近隣のかたのご迷惑になります
停車場での禁煙にご協力ください

つぎは ファシストジァパン
お降りのかたは パラシュートをどうぞ〜

街に買い物にいっても
 ....
良かった
頭ごなしに否定されて良かった

鍬を振り上げるとその先端が夕日と重なった

そして不条理と不合理とカキ氷の違いが何となく理解できるようになった

君たちの言っていることが全くわ ....
珪石、打ち鳴らし、
火花が砕けた。
日々には
何も影響しないし
縫い付けない。
去年の冬に読んだ、
ある外資系投資家の
凡庸な装飾と比喩、
エチオピア・ハラーという珈琲が
おいしいく ....
ひひょう
ひひょうって

おまえきさん
なめとんのか

ひひょう
ひひょうって

おら、きっさーん

おまえが
どこのドイツんか

見下すんじゃねえ。
踏み台にすんじゃね ....
排気ガス、
吐いて過ぎ去る車の後を、
いい匂いとパクパクさせて
近代化の波が{ルビ集落=むら}にも来たよと、
みんなそろって追いかけた。
そんな子供らの姿を
川面に浮かぶ鮒の死に思い出す。 ....
カフェに行きてえ お茶が飲みティー
でも代官山や三宿あたりのオッシャレーなカフェは
俺たちには高すぎる 精神的に高すぎる
お似合いのカフェを求めて 恥をかかない場所を求めて
俺たちは旅をした  ....
アタマniくるアタマniくると言いながら頭突き

ネコ頭巾ちゃんが
黒頭巾に見える日は
トサカに来ているから
ヘッドハンターをぶん殴る
風来坊の
銀さんは
掏摸だったというのに
人切 ....
ちんちんぽんぽん
ぽんちんちん
ちんぽろとろとん
ちんぽろとん
おどれが踊れや
踊れがおどれ

んこんこまんまん
んこまんまん
まんころころこん
まんころこん
陰で皮剥け
皮剥 ....
市民プールで、きみはいい年してプールの中にゲロを吐いた
バイトの監視員がみなにプールから上がるように言った
水から這い上がりながら男がきったねえと言った
ぼくは思いやりのない言葉だと思った 
 ....
                         

5人の河童がやって来た
黄色くてツルリとした額に
胴長短足痩せた手足は青白く
きりりと晒しを締めこんで
夏祭りの夜にやって来た
 ....
パリのメトロは東京の地下鉄に繋がっている。

モンマルトルの丘を下りる。今日は、観光客相手の似顔絵業は休みにした。ぼくはパリに絵画を描きにきた。似顔絵のアルバイトのために来たわけではない。いつから ....
第九、を
歌おう
裏声も雪のかたさにかすれ
鈴の音も惑う聖夜に
深く沈む想いと「僕」と二人きり
肩を並べて雪にとけて

それから
それから

 ....
んなこたーないさんの自由詩おすすめリスト(14)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ホーテンベイリー- シリ・カ ...自由詩4*07-4-3
古雨- 如仁自由詩407-3-14
ファシストジァーパン- アハウ自由詩3*07-3-8
ここからまだ海が見える- P.B.自由詩3*07-1-10
半導体、その彼岸へ- はらだま ...自由詩11*06-12-15
踏み潰された・頭・- 麻生瑞乃自由詩106-12-7
鮒の死- ネコ助自由詩206-11-8
非カフェ民- 新守山ダ ...自由詩7*06-10-31
敬老の日- あおば自由詩5*06-9-17
性器祭- 藤井和自由詩206-8-20
殺菌- ゼッケン自由詩406-7-12
黄色の雨合羽- あおば自由詩8*06-7-8
メトロの捩れ- 殿岡秀秋自由詩205-10-17
『飛行少年、S、の聖夜_1996』- 川村 透自由詩6*03-12-24

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