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吹雪舞ふ街並暗くなりゆきて
車の尾灯赤く際立つ


娘の買いしロシヤ民謡の低き声に
ほれぼれと聞く灯を消す部屋に


隣家に毎日来る左官屋の
両肩に今日 サロンパスあり


ま ....
 
 高熱で
 あえぐあなたは
 美しく
 命が光を
 放ち続けた
 
 
 苦しみで
 うるんだ瞳
 紅い頬
 ひとつひとつに
 魅せられたのだ
附加し物 遍く賊と 地行く者 獄吏又尚 附加し這う者

死人群れ 旗掲げると 行軍と 生きてさらすと 獄中季節

女達 蝿に集りて 殺戮と 喜ばしかな 埋もれ首達

愛よりも 又広大な 僧 ....
その{ルビ瞳=め}には装填されたカレイドスコープ塵芥に宝箱を映しだす 大吟醸
今宵は君と
語りたし
 
まずは冷やして
徐々に燗して
舌先でかるく転がすペパーミント
    君の涙の訳はきかない


雨が降るだから今すぐあいたくて
    水玉模様の傘さしてゆく


まぶた沁むほんの少しのメントール
    ただ甘 ....
建国の日に初老の夫婦と共ゆきて京洛の地に遊びたり

戦前戦中戦後、家族で暮らしし家今は喫茶店となる


両手に掴めば幼子のごと妻の裸足はほのつめたきかな
不確かな憂鬱が胸を撃つ。
交差点に逃げ場はない。
誰にもだ。






長靴を履いて雨の上を歩く、
いつもこうやって泣いているの。



 ....
及川三貴さんの短歌おすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
6P_「短歌2」より_〜塩田より京都へうつる時_昭和三十四年 ...- むさこ短歌16*07-4-4
- 秋桜短歌407-3-16
下手糞な5首- 奥津 強短歌107-3-11
宝箱- ポッケ短歌1*07-3-1
よい_の友- 黒子 恭短歌407-2-25
ペパーミントキャンディー- 石瀬琳々短歌13*07-2-16
ほのさむき朝- 生田 稔短歌4*07-2-12
「_くつはいつもはだし。_」- PULL.短歌7*07-2-6

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