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電車過ぎやがて月食はじまりぬ夜風静かにうぶ毛を揺らす

噴水も止まり後には静寂と夢なきわれの影はゆらめく

他郷での海岸にでて小鳥らにここも故郷と言ひてはばかる
少年は手にもっている一つの林檎を空に向かって投げる
するとそれは翼を拡げる鳥になった

少年は青い空が好きだった
空の中は永遠に汚れぬ世界であると信じていた

少年はどこまでも途切れぬ煙突 ....
lazyさんの村木正成さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月食- 村木正成短歌5*07-4-27
- 村木正成自由詩12*07-4-26

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