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咳をする母の
苦しそうな声を
置いて
こんなにも
遠くへと
来てしまったけれど
行けども行けども
道はなく
ここが何処だか
解らないのだ
何処の空も
青いなんてことを
確か ....
冬なのに雨が降っている
憂鬱な重さの朝には
傘を差しても跳ね返り
裾を汚して
靴に沁みる飛沫を気にして
重心の軸がぶれて
真っ直ぐには歩けなくなります
重さだけが
塗られていく
....
考えるまでも無く
グラフから何かを読み取る
と言う行為は
その下の膨大なデータを
無視しなければ出来やしない
営業成績が一位の同僚が
ダライ・ラマを見に行くとの理由で
会社を辞めたの ....