すべてのおすすめ
すべてにけりをつけて
ゆっくり回りだす世界に
打寄せる思い出
消えるわけじゃない
最後にゆっくり
涙をこらえて踊る
涙色の照明に照らされ
「またね」
言葉に隠された
「さようなら」
....
散文というもの自体、まともに書く事は初めてです。
と言うことを先に述べておきます。いや、前に一度書いた気もする。
ま、その程度です。
詩において恋愛のポジションと言うのは割と大きいものである ....
深いねずみ色の雲の上に
薄ネズの雲は所々に白く
さらに遠い高層雲は青く浮かぶ
月の虹は丸く
流れる雲が生き物で無いと示す
止まった呼吸がすっと吐き出され
僕はこの世に帰ってくる
....
さようなら
しばらくのお別だ
私の事が気になたら
星にお聞き月夜の晩に
さぁさぁ
少し早い呼吸を整えるように
ふぅっと細く糸より細く
右手をおだし
記憶の旅はこれにておしまい
....
あなたに伝えたい言葉は
たった一つ
僕はあなたの事が好きです
たったそれだけ
永久に伝わらない言葉は
たった一つ
僕はあなたの事が好きです
たったそれだけ
あなたに聞きたい言葉 ....
前を歩く君に声が掛けられない
あと半歩踏み出したなら
君に並んで歩く事も
出来るだろうに
そんな想いを続けて
君の少し後ろを追いかける
届かない想い
届かない声
少しうつむきな ....
仕事帰りに電車にのる
少しビールを飲んで
少し酔っ払いながら
不意に哀しくなって
電車のなかで鳴咽をもらしそうになる
別に泣きたい訳じゃない
ただ情緒不安定なだけ
それだけ それ ....
君の艶やかな黒髪を
僕はそっと撫でる
君の緑の瞳を
僕はそっと愛でる
そうする僕を面倒臭そうに
君は何も言わずに見つめ返す
僕の首に爪を立てる
君の強さ
僕の指を噛む
君の野 ....
ゆっくり流れた時間の中で
少しだけ遠くを見た君の目が
瞬き 瞬く
私は少し揺れているから
あなたの瞬きの風が
私のことを遠くへ飛ばした
緩やかな記憶の雨は
思い出の中で淑やかに降 ....
じいちゃんが夕涼みしてる
静かに 静かに 黙って 黙って
ぼんやりと煙草を吸いながら
縁側の無くなった都会の隅で
ガードレールに座って
車道を眺めながら
時折道端の排水溝辺りから
....
スカートの端をちょっと摘んで
ひらひらと踊ってみたい。
スカートのひらひらは
朝顔みたくてなんとなく可愛い。
なんとなく可愛らしいしぐさに
ひらひらのスカートがあれば
僕はも少し
....
ねぇもっと踊りましょう
アハハと笑って
イヒヒとお腹を抱えて
人生楽しんで楽しんで楽しんで
そうしたら泣き顔も
きっと楽しめるようになるから
ねぇもう少し踊りましょ ....
気持ちのいい言葉とか
綺麗な言葉たちは
なかなか友達になってくれなくって
それに僕にはすこし遠い夢のようで。
だからいつも傍に居てくれる
なんて事の無い僕の友達に
....
透明金魚カランとなった。
指でつつくとカランとなった。
夏のおわりか、秋の始めか。
セミの抜け殻、稲穂のもみ殻。
透明金魚カランとなった。
また来年ねとカランと ....
今日は楽しかったね
そういって振り返ると
君は改札の外
静かに手をふって
さようなら