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薄日
午前と午後のはざま
直径8mmの無数の穴から私は
偽物かもしれない平穏を覗き見ている
こんど メールを送ります
そういっていなくなってしまった人たちや
畳に敷かれた二枚のお布団のこと ....
{画像=111201004459.jpg}


太陽が液状化する
とろけながらも
雲の絹糸を伝い這うように向かう先は
飽きもせず西の空だが
絶望じゃない
繰り返しは絶望じゃない
私は ....
夕やみ歩く猫
のし
のし
人ごみと並んで歩いては
立ち止まり
都会が鼻歌まじりに風を歌うのを じっ と聞いている
夏はまだ長い
今日もずいぶんと蒸していて
建物からこぼれる冷気とごちゃ ....
夏の日差し
夏の青
真っ白な街真っ白なふるさと
だれもいない街


あれから悲しみは痛みに変わりましたか?
痛みを知りましたか?
雪の記憶の声
いえ
ひとりぼっちでただひたすら歩く ....
私の母は奇跡を起こした
汚染された体でふたりも子供を残しどちらも大人になった
母は最大の炭坑の町で生まれ育ち
彼女の父は炭坑夫で体中を癌に冒された
彼女のきょうだいもみんな癌に冒された
きょ ....
茎魚 しみています


四角い箱から低く低くを覗いていますと
狭く苦しく青く
殺されのこどもたち
泣いています
ずらり並び 爪先 しみ しみ
口開き
目潰れ
鼻潰れ
耳潰れ

 ....
今日 静かに雪が積んだ
僕は I'm singing in the rain を小さく歌う


    I'm singing in the rain
    Just singin' in ....
プル式さんの凛々椿さんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
薄日- 凛々椿自由詩1112-5-14
太陽に倣う- 凛々椿自由詩1111-12-1
ゆうぐれゆらら- 凛々椿自由詩1111-7-24
ふたつの夜想曲- 凛々椿自由詩911-7-21
[pass:mrKg9osnj]- 凛々椿自由詩1211-2-24
茎魚- 凛々椿自由詩711-2-19
happy_again- 凛々椿自由詩511-2-17

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