すべてのおすすめ
うなじから首から目から羽を吹き血を吹きながら辿る足跡



蜘蛛は蜘蛛何も残さず何も見ず虫を喰みただ夏に凍える



ふところの火を手に結び手をひらき何も無い日をかき分 ....
霧と緑と
夜に立つ巨樹
空と地を埋め
ひとり高く


低い曇の下
平原を
草より低い影がくぐり
最初の雨を引き寄せている


夕暮れのかけら
まとわりつく糸
 ....
訪れるもののない中庭に
光が射しては揺れる草
縄で書かれた文字の上
固く転がる鳥たちの声


香りの白さに照らされて
夜が隅々まで見えるのに
それでも窓を閉じてしまう
見えな ....
姫 姫 脂
水面の虹
蜘蛛の背の地図
こがねの手足


水紋の下から
空を視る目に
光は廻る
光は跳ねる


夜に満ちる緑の泡が
ひとつひとつ星になる ....
街の廃墟に
ネオンだけが点いていた
残された無数の足跡に
波があふれ 消えていった


人々は荒れ地を進んでいた
空を覆う霧には
ここで終わる
と書かれていた

 ....
杉菜 晃さんの木立 悟さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
むこうへ_むこうへ- 木立 悟短歌918-6-18
風と水- 木立 悟自由詩218-6-8
ゆらぎ_ひとり- 木立 悟自由詩418-6-5
わかれめのないもの- 木立 悟自由詩418-5-21
ひとつ_常光- 木立 悟自由詩418-4-26

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する