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放課後のプールサイドに一人きり石を投げれば割れる太陽


まだ細い腕もいつかはヘラクレス鏡にうつる半裸少年


肝だめし墓場を歩く君とぼく怖くないよと結ぶゆびさき


花火あがる綿菓 ....
さびしくなったら
花咲く野辺へゆこう
ごらん
{ルビ凌霄花=のうぜんかつら}に蝶がぶらさがる
月の光がさしこんでいる
誰もいない部屋
片隅で
灰色猫が爪を研ぐ

テーブルの上には
開封されることのない手紙
赤い切手の消印は───

窓の外を
遠い汽笛が通り過ぎてゆく

 ....
白い雲青らむ渚描いてく
    心の色は自由自在


砂浜に続く足あと追いかける
    麦わら帽子風のステップ


海の色変えてゆくまに一瞬の
    楽章を見る{ルビ波濤=はとう ....
水が
光のように満ちる
その上に折鶴を浮かべ
はるかなその波紋を数える
夏の野は風の{ルビ恋歌=マドリガル}
花摘みの少女は一心に
草のまにまに漂っていた
白い花ひとつ{ルビ挿頭=かざし}にして
赤い裳裾をしめらせながら
濃厚な夏の匂いがたちこめる
姫百合の花 ....
紺碧の輝きの海に
許されぬ恋が眠っている
静かにそっと おののきながら
それは波間に漂う白い貝
だけど 今日は
海へ漕ぎ出した
その想いを摘みとるために

 真珠とり
 真珠とり
 ....
花ならば君を待つのも安きこと
    ラベンダー蒼きこのうすにおい


この想い忘れてしまえマーガレット
    花びら散らし涙にくれる


ローズマリーやさしい罪は思わせぶり
   ....
杉菜 晃さんの石瀬琳々さんおすすめリスト(38)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【短歌祭参加作品】半裸少年- 石瀬琳々短歌24*06-7-21
- 石瀬琳々自由詩9*06-7-18
真夜中の夢- 石瀬琳々自由詩10*06-7-15
海の画帳- 石瀬琳々短歌9*06-7-4
静か- 石瀬琳々自由詩14*06-7-2
姫百合野- 石瀬琳々自由詩12*06-6-30
真珠とり- 石瀬琳々自由詩15*06-6-23
花言葉- 石瀬琳々短歌14*06-6-16

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