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積み重ねられるものなんだよ
我々は
と,
棚に置かれた網籠の呟きが
聞こえる

そのことに
何かを見出すつもりは
無いと,

店先にあって,
彼らは
無駄ではないが,
添え物 ....
装いする君
を想う

春待つ君の

「ほら,あれ」
と,指差す
「あそこ,少し透明でしょ」
僕にはわからない
言われてみれば,そこだけ,雲が少し動いたような

そこに既に冬がいる ....
赤い谷間を染める月が
凪いだ海の底へと
落ちてゆく

波間の暗がりに
赤が滲む
その辺縁に蠢くのは,
青い夜光虫だ

沈みゆくあなたの死体に
波が触れる,そこから
夜光虫は,静寂 ....
空洞の列車が向こうのホームに走り込む時は,
心臓が激しく動き,
真っ直ぐに立っていられなくなるので
すぐに分かる

その列車は,
横長の椅子の通勤列車ではなく,
前向き二人掛けの,
い ....
「かぁちゃん、ほら、池に星が映ってるよ。ほら、ね、きれいだよ。」

そう言う僕を無視して、母は、真っ暗な夜道を足早に歩いていきました。

「ねえ、かぁちゃん。」

何度も追いすがって言う僕 ....
Dear Fujiko

出がけに大雨だったので,
駅まで車で送れと女房に言ったら,
ブツブツいわれて,
キレタ


(オッ,なんだか詩みたいだなぁ)


タクシー拾おうとしたが ....
夏休みが終わる
子供達は山へ行くのに忙しい

夏休みが終わる
細いホームを電車が通過する

夏休みが終わる
かすかに水の流れる音

携帯にひり付くメールが大量に運び込まれる
飛行機 ....
まんぼうさんのdo_pi_canさんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
積み上げられる- do_pi_can自由詩303-10-20
冬へと装いする君- do_pi_can自由詩403-10-20
海があなたを受容するのは,あなたが....- do_pi_can未詩・独白303-10-3
空洞列車- do_pi_can未詩・独白103-10-3
おかまのジュンちゃんの事- do_pi_can未詩・独白503-9-27
フジコ,俺は切れる寸前だ- do_pi_can未詩・独白303-9-25
夏休みの終わる時- do_pi_can自由詩203-9-23

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