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星島 〜タカラジマ〜
銀の帆の船は拒まぬ「可能性」ムゲンのココロ映せるものは
指で作る望遠鏡に反転のスカイオーシャンさよなら地球
広すぎる世界 ....
奪われた約束までの昇階段 枷を片{ルビ瞳=め}に数え続ける
君の名を叫ぶ周波にふらついて砕けた硝子は星の模細工
慰めで引き剥がされた青のフェイク{ルビ鎖状=さじょう ....
午後の手を夜にするもの流れ落ち月と灯の影ふちどる熱さ
羽のうた夜と火のうた見張るよに双子のはざまを埋める海鳥
のばされた指の遠さに星は消え波をつらぬく矢は燃え上 ....
散歩より帰りし犬の足を拭く
吾が顔のぞき されるがままに
くちなしの{ルビ香=かおり}ただよう くりやべに
千日紅の赤が寄り添う
短冊の白まぶしくて愛の字を書けないままに無地で結んだ
黄色がいい君が選んだ一枚は願いじゃなくて歌をつづろう
霧雨に耐える紙縒(こより)が話さない青の祈りは「海にあいたい」
....
無花果が口あけ雨を受く姿勢
姑独り居の狭庭の隅に
家の建つ工事現場の土もらい
それぞれの鉢に土満たしてゆく
人よりもおくれて登る鞍馬寺
熊に注意と立札のあり
足弱き友に ....
子等の留守 語る事なく夫と居て
硝子戸たたく雪を見てゐる
入試終え帰りきし子は降る雪の
中にレコード買ふと出で行く
ミニを着て鏡の前に立ちみれば
膝にかくせぬ年と知らさる
....
鈴の森触れては消える降るうたは触れては消える触れては消える
夜に泣く左目を知る鏡の子まなざし手繰る火の指の先
忌みの日の化粧のように白き喉うねりざわめく小径を照 ....
走りきて吾が手をとりて飛行機雲
指さす孫は 1才と半
{引用=
(孫=まだものが言えなかった頃)
}
満たされぬ言葉想いて立ちつくす
足元に身をすり寄せる猫
故里のなまりやさしく語る友
友も故里をとく出でしなり
何着ても似合はずなりし我が年を
哀れがりつつせめて紅さす
故里の老 ....
君思ふわが名流るる滝つ瀬の
はやき心をたれか止むらむ
紅の色に夏の葉かくす{ルビ山躑躅=やまつつじ}
いでやかなしき人をぞみゆる
こころありや宵待草にあさつゆを
....
光なく音もたてずにうねりゆく野火の描く蛇さまよういのち
はねのける受け入れるだけが生でなく争うことは戦いでなく
足跡も足音も絶え他を焼かず自らを焼く火を歩みゆく ....
頬つたう流れに小指吸われつつ鏡のなかの老いを見つめる
死にかけた小鳥を隠す藪はいま蕾の波に覆われており
窓たたく冬の名残りをふるわせて排水口をふさぐ髪の毛
....
午後に吠え夜に己れの洞に哭く肉の{ルビ葛=かずら}に囚われし我
消えてゆくひとりの時間ゆうるりと道に{ルビ描=か}かれた雨音のよに
午後に墜ち静かに ....
並行す 横須賀線の窓に立つ 見初めし君は 我に気づかず
何ごとも 頼らるること無き肩に 頭のせたる 君を起こさじ
偶然に 人に会ひたき初帰郷 変はらぬ駅舎 一人背にして
苦しみと悲しみふたつ慣れすぎて触れるときまであなたを知らず
骨と骨あたらぬようにかたち変え心と肉の汗ばむ出会い
苦しみとよろこび混じるあなた ....
モーヌ。さんの短歌おすすめリスト
(16)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
星島_〜タカラジマ〜
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Rin.
短歌
17*
07-8-31
青い鎖
-
Rin.
短歌
12*
07-8-22
はじまりと双子
-
木立 悟
短歌
7
07-8-13
平成十九年七月六日_十八時八分
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むさこ
短歌
9*
07-7-8
ごしきの短冊
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Rin K
短歌
31*
07-7-8
28P_「短歌2」より
-
むさこ
短歌
6*
07-7-2
21P_「短歌2」より
-
むさこ
短歌
10*
07-6-22
鈴森と鏡子
-
木立 悟
短歌
8
07-6-19
昭和五十五年
-
むさこ
短歌
7*
07-6-16
10P_「短歌2」より
-
むさこ
短歌
13*
07-6-7
恋夏草(れんげそう)_______■古語の宴参加作品■
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Rin K
短歌
28*
07-5-28
火と歩み
-
木立 悟
短歌
11
07-5-11
冬と終わり
-
木立 悟
短歌
11*
07-4-11
灯夜へ
-
木立 悟
短歌
14
06-12-30
鉄道情歌
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つむじま ...
短歌
2*
06-12-13
あなたであるもの_あなた_息の源
-
木立 悟
短歌
8
06-8-16