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さぁ、耐えねばならぬ季節がくる
木々は余計な葉を落とし
迫り来る冷たい冬に
まるで清楚なクリスチャンが祈るように
凛として空を仰ぐ
煌きが冴える季節でもある
人々は暖炉あ ....
明日へと続く道
ひび割れた心に雨が凍みる
昨日の欠片舞い散る
忘却の甘い罠
スローモーションで流れて行く日々
くだらないことで笑える幸せ
胸が痛む
連日の悲 ....
明かりが消えた部屋
明かりのついた瞳
夜の喧騒、窓の外
息遣いが耳に木霊する
ぐるぐる回る意識よ
悩みは連れ添い
真紅の縄を渡る毎日
途切れない連鎖の罠
止まらな ....
新緑に冴える風景の中に飛び込んで
心に積もった埃をぬぐうように
青い空のした
駆け出した
扉を開けようともがいた寒き日の記憶
心まで凍えそうになりながらも
残り火を絶やさ ....
すべてが無に帰ろうと一方通行している
俺は震えて世界の端にぶら下がっている
いつか見た
そして凍えた思い出は
風に乗って北から流れてくる
自分であり続けることの難しさを
....
疲れた身体を横たえて
ひっそり眠る午後の一時
モノクロームの夢の後
窓辺に花が覗いてた
ここは僕のオアシス
すべての道に繋がる入り口
生きてるという勲章を誇りに
明日 ....
全能でないが故のモザイク生活
喜びと哀しみが交互に訪れる
ここまで歩いてきた道
それは誇り
それは恥
つじつまを合わせながら
裏通りでつまずいたり
表通りで ....
静まりかえった夜明け前
部屋からは見えない表通りを
鮮やかな色の洋服を着たピエロが
にこやかに微笑みながら
ボールを転がし
歩いている
深夜の主役
涙は止まらないけど ....