道端に咲き乱れる
秋桜の色は チョコレート色

甘い匂いで世界を救う
なんて言ってた可憐な少女
いのちの欠片を 青い鳥を
いつも探し続ける・・・

転んで躓いて手を延ばして ....
折り返す列車は濡れて雨粒の数の約束待つ河原町


烏丸のホームで制服のリボンを揺らしてあの子は白線を踏む



閉じかけた夏の絵日記直線では描けなかった桂の警鐘



高 ....
ああようやっと読めました
ほんとうにほんとうに久し振りに
ともするとひとところばかり
見る羽目になるところでした
睨みがちでぶくぶく
凝らしてちりちり余計に霞んだ瞳
眼圧がいち ....
■ミッドナイト・シャワー■


  ミッドナイト
  月のナイフで切る指に怖いほど、まだ滴るカシス


  甘い、赤
  舐めて
  瞳に翻る
  純情、孤独、叫ぶキラメキ ....
身体の中で潮騒を飼っている
辞書はそれを焦燥や憂鬱や歓喜などというが
潮騒はそんなにもシュハリ、と
姿を変えるものだろうか。

生まれて初めての始発に乗った。
どうしてだろうかとは考え ....
{引用=刻む秒針の 大時計の音が気になるので
夜中の階段を昇るのだ

光る猫や人形の目を避けるように
しずかに しずかに 足音たてず

針はとまる


真夜中に僕の亡霊は 音のないダ ....
りんごを食べたら
なつかしい故郷の味がした

と言ってはみたものの
この街で生まれ
この街で育ったから
故郷らしい故郷なんてどこにも無いんだけど

でも、不思議なんだよね
ひとくちか ....
ゆるす
ゆるすよ
ゆるしますよ
ゆるさないでか
ゆるそうじゃないか


「 わたし、中国からの留学生。ケイ・トクチンあるヨ 」

「 陶磁器作りの勉強でもしていらっしゃるのかしら? ....
深夜のコンビニで強盗事件
一発の銃声 血塗れのレジ

駆け付けた救急隊員の腕の中で
若者の店員は力無く呟いた

そして僕は耳を塞ぐ

鳴り止まぬサイレン
次は誰の番?
世界は不公平 ....
「インフルエンザになったのよ」
と、嘘をついた
インフルエンザに、かかったことのない私には
インフルエンザがどういうものかわからない
けれど
一週間くらい、アルバイトに行かないで
ぼーっと ....
悲しみをこの器に
そっと
全部

流し移せたらいいのに

溢れた分は床に
滴り落ちてしまう
道路に落ちたセーター

片足だけのくつ

ブルーがつよすぎてこまる


町では
たくさんの
自転車が
倒れてる

BBSは
宗教戦争に負けて
家を飛び出した

おれは借 ....
どうしてあんなに楽しかったのか
もう思い出せない
青空
柿の木
白い雲
板の間から見上げた

空気のことを覚えている
ちょっと冷たくて
遠くで
バイパスを走る車の音が
聞こえた
 ....
病気になると みんな
入院すると思ってる

ずっと入院されていたんですよね
お見舞いに伺いたいのですが どちらの病院ですか
病院にいた方が 苦しくないんじゃないか
病院にいた方が 安心なん ....
ここに来させていただいて、
1年が過ぎました。

多くの方々の詩を読ませていただけたこと、
そして、多くの方々に私などの詩を読んでいただけたこと、
こころより感謝しています。

 ....
「ブリザード」


梢吠え闇の怒りと共鳴し生を償う旅路震わす


零℃切るなみだ氷雨が張り詰めた世界の銀を裂くデリュージョン


ブリザード膝つき見上げる万華鏡身を刺す寒もい ....
同じことをひたすら繰り返して

一体何になると云うんだろう


それでも

過去になり

忘れ行く記憶を



置き去りにしては


僕はきっと


先に ....
誰かに頼まれて
夜のオフィスに出掛けた。


最寄りの地下鉄の駅は
アールヌーヴォーのオレンジ灯で
ひとがたくさん歩いていた。
あなたを知ってるわ、と 話しかけられ、惑い、通り過ぎる。
 ....
ウデラさん しんろちょうさしょのしめきり・・・

そこまできいて わたしは けいたいを きりました


はじめて まよったのです にじゅうにさいにして


それまでは じゅんぷうまんぱ ....
 さぁ、耐えねばならぬ季節がくる
 木々は余計な葉を落とし
 迫り来る冷たい冬に
 まるで清楚なクリスチャンが祈るように
 凛として空を仰ぐ

 煌きが冴える季節でもある
 人々は暖炉あ ....
天秤にのせて

はかれるほど

簡単 ではない

時間 と 何か。


ゆら ゆら

揺れたり

片方に 傾いでみたり

一瞬 では はかれないから
 ....
黒電話のダイヤル
十一個目の小穴穿ち
幾何学する白い指
なんてどこにもない
頭の中にしかないと思う
太陽が沈んでゆく
そこが西の空だ
そして今日は下弦の月
だからすぐには
月を見ることができない
真夜中までじっと待て
そうしたら
太陽が沈んだ反対側を見ろ

今日の理科で習ったばかり ....
{引用=モーリス ラベル


序奏とアレグロ より}


その砂浜の空間に
いくつかの扉が 出現して
それぞれは現実とつながっている

それらはあたしたちの住む
少し湿気た森では ....
おまえが
学校の宿題だといって
わたしの名前のゆらいはなに
と聞いたときに
ついつい懐かしさを覚えている自分が
少し嬉しい

母さんに聞いてみなさいと
僕がおまえの母にパスを出すと
 ....
初めましての挨拶から
僕らもう一度始められないかな

好きな音楽に好きな本
君んちの愛犬の名前に
僕んちのデブ猫の体重
君の抱えてるトラウマに
僕の癒えることない傷跡


初めて抱 ....
昨日、親を殺しそうだった子が
今朝は美味しそうにみそ汁を飲みながら
学校の先生の話をしている

さっき、子どもを殺しそうだった親が
今は、愛に満ち足りた顔で
寝顔をじっと見つめている
 ....
 明日へと続く道
 ひび割れた心に雨が凍みる
 
 昨日の欠片舞い散る
 忘却の甘い罠

 スローモーションで流れて行く日々
 くだらないことで笑える幸せ

 胸が痛む
 連日の悲 ....
 明かりが消えた部屋
 明かりのついた瞳
 夜の喧騒、窓の外
 息遣いが耳に木霊する
 ぐるぐる回る意識よ

 悩みは連れ添い
 真紅の縄を渡る毎日
 途切れない連鎖の罠
 止まらな ....
甘く あまく

ケーキを

飾って

白い 渦 を

重ねて 並べて


美味しく

着飾る

あまい 甘い

ケーキ



でも、 そんなに
 ....
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