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すすまない
空の向こうに
つながない
星の瞬きがおりました
わたしは、
柔らかい草に寝ころんで
それを眺めつつ
星色の鈴の首輪を着けないで
どこかへ去った猫については
悔やむこと ....
水の歌が滴って
綺麗な虹が瞬いた
瓦斯灯の下を
進みゆく足音が
木々達を歓喜でささめかす
黙って耳を澄ませば
夜の音符降る道
曼珠沙華、燃えて燃えてなお夢の中
オホーツク海を目指した鰯かな
撫子の可憐を食む羽虫達よ
うろこ雲幼き日に見た水彩画
流れゆく、うろこ雲さえ息を止め
アロワナに憧れたんだ ....
しりとりをしてもひとり。
カレー食う、ひとよひとよにひとりみの
歯ブラシにシェービングジェル、五月雨の朝
銀の雨紫陽花染むるレクイエムか
傘を振りソールが弾く音、てゅるりらっ
....