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春半ば存外心乾くらし不意に夜雨の音の聞こへて カフェノアというチューリップ遠い事 夏蜜柑縁談ひとつ潰れけり 非常口開けて眩しき春日かな 戸に立ってウクレレ弾いている菫

石鹸玉ウクレレ弾いて眠りけり

朝寝してウクレレ弾いて日暮れかな

ウクレレと珈琲のある日永かな

雨の日もウクレレ弾いている菫
この冬は冴えし日向に馴染みけり風のある日の昼は殊更 九度二分を踏みつけてゆく夜半の猫 淋しくも星七つ八つ春は来る 揺れ通す竹の林や女泣く 日の透くる椿の花の別れかな 鉄塔の赤き光りの明滅に取り囲まれて冬ぞ抱くべき 街明かり黒雲にポインセチアかな 白月の珈琲冷まし冴ゆる夜 大根や何をする気もおこらない 風吹いて物音すれば日暮れなり身近な人の誰もあらねば 秋雨のただもうざあと降るばかりただもうざあと降っているだけ うやむやに秋の一日を寝過ごせば影なき夕に喉の痛めり 日向落ち日陰落ちする{ルビ欅=けやき}葉の涼やかならん秋の朝とき ロマンティックな干拓地
月の滴にぬれながら
君は心のベルトをはずし
今なら死んでもいいと言いだした

ファナティックな笑い声
遠い漁り火ゆびさして
ここが二人の愛の終点
君の瞳が僕をと ....
曇り空の日に
コップで氷水を飲んでごらん
ああ、なんとも切ない

あした雨が降る
愛する人の胸で泣いてごらん
ああ、なんだか安心

恋はうつろうけど
嘘のような顔して
君の心の苦し ....
タブノキとマテバシイの葉っぱはよく似てる
折るとパリパリちぎれるほうがタブノキ
ぐんにゃり往生際が悪いのがマテバシイ

ヤマモモとホルトノキの葉っぱもよく似てる
トンボの羽みたいに葉脈が細か ....
夏逢瀬遠き漁り火指さして 月光に貫かれたる冬の恋 ふたつみつ山のつらなる青田かな 引き金は鼓動と鼓動のはざまで引かれる
愛される直前に
ためらわず
冷静に
光と影を縫う弾道が
私の頭部を撃ちぬく 
しとやかに
ネコが網戸に張り付いている
白いネコだから

ネコが網戸と化している
曇り空だから

ネコは宇宙からやって来た
よろめくような遠方の
夜空しかない白昼の星を発ち
土管経由で

「 ....
人ひとりとどめてありぬ夏の山
石瀬琳々さんのA-29さんおすすめリスト(57)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨(二)- A-29短歌1*07-4-16
遠い事- A-29俳句2*07-4-13
夏蜜柑- A-29俳句3*07-4-3
春日- A-29俳句2*07-3-31
ウクレレ入門- A-29俳句4+*07-3-28
風の日向- A-29短歌3*07-3-26
九度二分- A-29俳句6*07-3-3
- A-29俳句1*07-2-22
冬の竹- A-29俳句1*07-2-17
別れ- A-29俳句3*07-2-14
明滅- A-29短歌1*07-2-3
夕闇- A-29俳句1*06-12-12
- A-29俳句4*06-12-7
大根- A-29俳句5*06-11-13
十一月十三日- A-29短歌206-11-13
秋の雨- A-29短歌206-10-21
喉の痛み- A-29短歌2*06-10-17
けやき通り_(二)- A-29短歌206-10-13
ロマンティックな干拓地- A-29自由詩3*06-8-22
曇り空- A-29自由詩4*06-8-20
タブノキ- A-29自由詩4*06-8-19
漁り火- A-29俳句206-8-18
月光- A-29俳句306-8-15
青田- A-29俳句206-8-9
射手- A-29自由詩306-8-8
神の許し- A-29自由詩406-8-8
夏の山- A-29俳句306-8-7

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