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この世に生まれたときから
自分という列車が動き出す

時間というレールの上を
一秒ごとに走り続ける

過去は思い出
振り返ることはできても
戻ることは許されない

未来は追いつけ ....
まだ青き紅葉の枝に止まり来る
秋はまだかと茶色い蜻蛉
夏らしい暑さも過ぎた昼下がり
石に腰かけ秋が流れる

その風に誘われたのかまた空へ
どこへ行くのか茶色い蜻蛉
吸われゆく雲の形は秋の ....
大きな木の下に置かれた
ベンチに腰かけたまま
静かに目を閉じる

大きな木の大きな葉が
サワサワと揺れ
その呼吸に自分の鼓動が合い
いつしかまどろむ

夢の中で
自分が何かを探して ....
小さな幸せ
たとえばいつもの道に
花が咲いている
その花の名前はわからないけれど

小さな幸せ
たとえば道を聞かれ
教えてあげたら
「ありがとう」と言われた
その人の名前はわからない ....
あなたの空に穴が開いたら
地面の土で埋めてあげよう

希望に満ちたあなたの夢は
くじけることを未だ知らない
世界はあなたが想うほど
優しくはない
冷たく感じることの方が
たくさんあるの ....
秋の花は
野に咲き
心に咲き
夢に咲き
思い草
桔梗の声聞く
菊あざみ

紅葉ばかりが
秋ではなく
花も実も
身も心も
染めゆくは
秋の風

秋は野に咲き
心に咲き
 ....
大地にはリンドウ
世界は秋の花と風
美というよりも心

木には{ルビ蜩=ひぐらし}
世界は秋の声と風
音というよりも歌

空にはいわし雲
世界は秋の光と風
量というよりも質

 ....
ここ最近夕方になると
白い雲は赤シャツを着て
どこかへと出かけてゆく

トンボが追いかけてみたけれど
地平線までが限界だった

彼はどこへ行くのだろう

お洒落な自分を
誰かに見せ ....
いつの頃からそうなのか
わからないけれど
物心がついた時から
ぼくの家には屋根がない

どうしてなのと
親に聞いたら
そういうものだと諭された

友達の家にも
遊びに行くお店にも
 ....
空に連なる白い花々が
青い大河に咲き誇り
そっと揺れはじめ
新しい季節が
空から舞い降りてくる

ふうと風が吹くたびに
花はなびき
ふと手に届くのかと想う

我に返れば
その飾ら ....
人が集まるコンビニに
どこからともなく一匹の
野良犬がやってくる
ドアの横に礼儀正しく
来客の邪魔にならないように
座り込む

空を見上げる野良犬の
その眼はどこか悲しげで
世の中の ....
コンクリートの壁は
滑らか過ぎるくらい滑らかで
虚無が手を通して
伝わってくる

その平らな壁は
計算に計算を重ねた
蓄積そのものだった
自然への抵抗

しかしそれは同時に
自然 ....
未来は雷雨とともに降ってきた
次から次へと
激しく地上に落ちてくる未来

あるものは大地に地響きを唸らせ
あるものは風に吹かれ
ゆらゆらと漂いながら
音もなく落ち
誰にも気づかれないま ....
地下につくられた大きく広い駅
地上に出るまでの小さく細い通路
急ぎ足ではないと
後ろとぶつかってしまう

機械から出される熱い風を
暑いと錯覚する
めまぐるしくファッションと経済が
身 ....
畑の真ん中から
どっしりと重い夏をもいで
両手で抱えた
なんだか地球を抱えている
そんな気がした

畑の真ん中から
重い夏を汗を流しながら運んで
丸い大きな宇宙の中にそっと入れた

 ....
ひっそりとした山の中に
一筋の銀色の水が
きらきらと輝きを放ちながら
そばに開く大きな葉に
花を咲かせるように
静かに脈をうつ

時折り光が流れの中で止まり
うたかたとともに消えてゆく ....
生きるものにとって
その生の躍動が大きく羽ばたく頃
森の中にそっと足を踏み入れる
静かな朝

光が遮られた場所には
シダの葉が青々と続き
時よりの木漏れ日は
地面の土を黒々と照らす
 ....
荒れ地に自由が生まれた

わずかな緑が生まれ
小さいながらも花も咲く

荒れ地はどんどん広がった
同時に大きな草花や大木も
かわいらしく鳴く小鳥たちも
やってきた

いつしか荒れ地 ....
あなたの夢は遠くとも
歩み歩めば辿りつく
前へ前へと進みゆき
自ずと見える日々の道

あなたの夢は高くとも
続き続けば届きつく
上へ上へと積み重ね
自ずと気づく日々の徳

あなたの ....
悲しいことばかり
思っている自分が
なんだかつまらなくなってきた

苦しいとばかり
考えている自分が
なんだか無駄になってきた

朝陽が昇る
今日という日が始まる

この光に負け ....
季節を感じるその朝は
高く射しこむ光を返し
満ち溢れるまぶしさに
心湧く世界を誘う

茎は陽の角度に合わせ
その高さは届くように
葉は大きく広げ
近くに住む虫たちに
憩いの場を与える ....
その日
美しいものに出会えたのなら
喜びの音が聴こえてくる

その日
楽しいことに出会えたのなら
温もりの音が聴こえてくる

その日
大切な人に出会えたのなら
幸せの音が聴こえてく ....
草原の海に身体を沈め
その波音を聞きながら
清らな青空は
入道雲に右から左へと染められつつ
その上を鳥が大きな翼を広げ
背中で滑ってゆく

風は波音を強くし
潮の香りを濃くし
今の季 ....
白いノートに綴られて
想いを馳せる言の葉に
緑の草も踊りだし
涼しい風が身を結ぶ

心は文字に改まり
文字は心と伝えあう

赤い夕陽に染められて
夢を奏でる音の葉に
青い小鳥も歌い ....
世の中には
味を感じさせない味
があるという
甘さを感じさせない甘さ
苦味を感じさせない苦味
人はそれを
かくし味という

同じ料理であっても
どこかが違う
何かが違う
どこかや ....
ぼくは詩を書きたい

いつもの空の空では
自分の疑問には答えてくれない

今日もまた

朝の散歩をしていると
いつもの空に出会いました

幼い頃よりも
空が小さく見えるのは
ど ....
ぼくは詩人

天に星
地に風
そして時は続く

今日もまた

夜の散歩をしていると
夏の星に出会いました

 夏の夜の涼しき風を背に受けて
 前に広がる銀色の星

今日はい ....
ぼくは詩を書きたい

小さな始まりはやがて
大きな成果へと結びつく

今日もまた

朝の散歩をしていると
貝の化石に出会いました

海が遠いこの地は
その昔
遠く浅い海だった
 ....
ぼくは詩を書きたい

人は知らず知らずのうちに
小さな宝物を多く抱えこむ

今日もまた

朝の散歩をしていると
野に咲く花に出会いました

心の中でその花を抱え
純白な心に赤が染 ....
ぼくは詩を書きたい

たとえ自分の夢が
今の立つ場所より遠くとも
必ず辿りつくと信じなければ
常に遠い存在である

今日もまた

朝の散歩をしていると
潤いと恵に出会いました

 ....
石瀬琳々さんのぽえむ君さんおすすめリスト(100)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
自分という列車に乗って- ぽえむ君自由詩8*06-9-9
茶色い蜻蛉- ぽえむ君自由詩10*06-9-8
夢の中の探し物- ぽえむ君自由詩7*06-9-7
小さな幸せ- ぽえむ君自由詩6*06-9-6
あなたの空に穴が開いたら- ぽえむ君自由詩7*06-9-6
花は心に夢に咲く- ぽえむ君自由詩6*06-9-4
季節というよりも時- ぽえむ君自由詩11*06-9-4
赤シャツを着た白い雲- ぽえむ君自由詩12*06-9-2
ぼくの家には屋根がない- ぽえむ君自由詩14*06-8-30
飾れぬ花- ぽえむ君自由詩13*06-8-30
空を見上げる野良犬は- ぽえむ君自由詩7*06-8-27
不規則な規則- ぽえむ君自由詩6*06-8-24
空から未来が降ってくる- ぽえむ君自由詩17*06-8-22
孤独な都会- ぽえむ君自由詩13*06-8-17
重い夏- ぽえむ君自由詩13*06-8-17
渓流- ぽえむ君自由詩13*06-8-16
過ぎゆく時の中で- ぽえむ君自由詩8*06-8-13
荒れ地- ぽえむ君自由詩5*06-8-12
あなたの夢は- ぽえむ君自由詩6*06-8-12
朝の光はやってくる- ぽえむ君自由詩6*06-8-6
まぶしい世界- ぽえむ君自由詩9*06-8-4
幸せの音が聴こえたら- ぽえむ君自由詩8*06-8-4
夏空の下で- ぽえむ君自由詩7*06-8-2
言の葉・音の葉- ぽえむ君自由詩10*06-8-1
かくし言葉- ぽえむ君自由詩17*06-7-30
ぽえむ君−眺空−- ぽえむ君自由詩6*06-7-20
ぽえむ君−夏夜−- ぽえむ君自由詩4*06-6-30
ぽえむ君−隆起−- ぽえむ君自由詩7*06-6-26
ぽえむ君−宝物−- ぽえむ君自由詩9*06-6-25
ぽえむ君−恵潤−- ぽえむ君自由詩4*06-6-20

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