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溺れるのと 沈むの、どっちが先なのかしら?
線路の周りには草が生えていて
私は今日もそこへ行くのをやめる
私を理由にするの?
意気地無しだわ
綺麗な顔で笑う花、は
僕たちにさよならを言うみたいに
今日が終わろうとしていることを
僕たちにちゃんと知らせるために
空が踊っている
雲が踊っている
僕たちもつられてちょっとステップ
ごめん
あと五分だけ。。
なんてセリフ
想像したこともないよね
君の寝顔
無敵の寝顔
夕暮れの 空を見上げて ただ一人
らららと唄えば ただ一人
お星さま 夕焼け空に ただ一つ
きらりと光れば ただ一つ
田の蛙 蜩の声 ただ一つ
いつの間にやら ただ一つ
いつの間にやら ただ一人
夏を飛び越えてゆく
あの雲を焼く
それは炎ではなく
蝉の声だったりするのだ
蝉よ焼き尽せ
雲を鳴き尽せ
その穴に吸い込まれたら、
そこからは何が見えるのだろう?
アイツも見えるのかな。
青空が、気持ち良くて。
飛び出したんだ。
さぁ、掴まえにいこうか。
青々と
広がる蓮葉には
明け方の雨の
ひとつぶ、ふたつぶ
みつぶ、よつぶが
それは見事な玉を作り
ころころと
風にゆれながら
まるで生まれたての
宝石のよう
真っすぐのびた
....
雨と雨の間に
かおを出した青空に
並んで一緒に伸びをする
夏草はいつのまに
私を追いこして
掲げた手さえ届かない
ぐうんとジャンプで
きみ(夏草)にタッチ
ぐうんと伸びして
きみ(夏草)は空にタッチ ....
悲しみは
心にあらずや
街角に
光溢れて
なお深き闇
猿をやめてから
空しか見ていない
知らずに冷めていたとしても
気にしない
エレキテルの柱を突き立てて
あやとり糸をぶら下げて
皆の戦車が通るため
真っ黒地面を染め上げた
だけどやっばり
気に ....
どうしてあのとき
空に手が届くと思ったのだろう
空を隠していたのは
紛れもなく
僕自身の手のひらだったのに
手をつないで歩けば
その瞳にも
この瞳にも
きらきらひかる
ちいさなちいさな
野の花でさえ
注:庭石菖(ニワセキショウ)という1センチくらいの小さな花です
雨を待つ君
明日を待つ私
並んで
風に揺れる午後
鍵はあるのに
鍵穴が見つからない
これは何の鍵だったかしら?
木葉からもれる独り言を浴びる
風は羽をからかいながら、
ツートーンの一瞬
鳥が夕にけたましく鳴く
おぼろ月夜にみる夢を
語るくちびるくれた人
色なき世界に沈みゆく
くちびるが探す静かな面影
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