すべてのおすすめ
自分が何故生きているのか、考えたことがあります?まるで10代の思春期みたいな質問だなって思う。でも、それは感受性が豊かだからだって思う事にしている。色々なことを感じ取れるから。考えられるから、そういう ....
天井が見えた
ひどく煤けた見慣れた天井
ぼくは眠っていたようで、柱時計の秒針が刻む音できっと目を醒ましたのだろう
ここは来たことも見たこともない場所で ....
刺繍がいい。輪郭を隈取ってから、鎖のような針目を重ねて面を埋めてゆく。糸の光沢は緻密で重く、かさぶたのように薄く盛りあがる。色彩の濃淡を綾目に託す刺しかたではない。絵模様のひと色いちまい毎、面と面を ....
コウモリになれない夜はお腹を空にして死んだ夜をじーっと見つめるんだ。
ただ、だらんと。
街灯にぶら下がり13の春から成長の見えない思考力で小さくひっそりと
僕が生まれる前の唄歌う ....
亜由美ちゃんの三回忌に行った
三年前、目黒の葬儀場でおばさんが言った
『みんな亜由美の分もがんばって生きてください』
という言葉。
今日はおじさんや、おばさんと、みんなでごはんを食べながら
....
きみの「ああ」が好きだった。
やさしい瞳でうなずく、あたたかい「ああ」が好きだった。
僕らはいつも少年達のように空を見上げて、周りからは「鳥になりたいふたり」なんてひっくるめられたね。
いつから ....
詩を書くことと詩を読むこととは違うのだろうか。今、私がやっている「詩を読むこと」は、自分がやってきた「詩を書くこと」とは少し違っている。それはそれで良いことなのか、それともそうではないのだろうか。
....
白状いたします。
あの日,人間の脳味噌の細胞の小さな塊を,口に入れたのは,
私でございます。
ああ,そのように引かれなくても。
そのように,犯罪者のように遠巻きにするのは,
やめて下さい ....
どえらい悪夢だった。真剣におっかなかった。
どうも睡眠薬と抗鬱剤がきれると悪夢をみるみたいだ、
てきめんに。
夢の中で私は近所のゴミ捨て場にいて、
なにやらうごめいているゴミ袋をあけた。
....
平和ボケしています
毎日いそがしくしていますが
平和なことにかわりありません
冬の寒さにまいっていますが
平和なことにかわりありません
あたしには
必要最低限のものがあって
べつに必要最 ....
たいていの朝やとんでもない夜中に変なひとはやってくる。
律儀に戸を叩いてくるのだが、むろん叩く必要などない。
彼らは壁を通り抜けるし、それを生業としてる。
今日もなの、とわたしがたずねるとこ ....
今、目の前に
いち
にぃ
さん
し
ごぉ
ろく
六個の空き箱があります
煙草
セヴンスターです
それから
窮屈そうな吸い殻達の群と
何故か花札と
和英辞典と
車のナンバー型 ....
朽木 裕さんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(42)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
生きたくないけど、死にたくない。
-
Tシャツ
散文(批評 ...
3
04-12-4
2015
-
アルビノ
散文(批評 ...
2
04-11-29
糸の仕事
-
エズミ
散文(批評 ...
3
04-9-7
「だらん」
-
パール子 ...
散文(批評 ...
5
04-8-21
サンブン・三回忌
-
dendrocacali ...
散文(批評 ...
4*
04-3-8
H君へ
-
折釘
散文(批評 ...
8
04-2-21
詩を書くことと詩を読むこと
-
刑部憲暁
散文(批評 ...
4
04-2-19
ブレイン・イーター
-
do_pi_can
散文(批評 ...
4
04-2-11
夢日記抜粋、最近いちばんの悪夢
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
2
03-12-24
かなりかなりや(平和ボケ)
-
かなりや
散文(批評 ...
2
03-12-12
変なひと
-
石川
散文(批評 ...
6
03-11-22
僕の名前は怠惰君
-
山本リョ ...
散文(批評 ...
2
03-7-19
1
2