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行くあても無く歩行する
真っ青な夜に靡く草原を

やがて月の照る浜辺に出る
遠く漁り火が燃えていて
忘却された団欒のようだ

月光がつくる海の道が伸び
僕は何処までも歩いていく

 ....
かなしみの
青が降る
透明、
ただ透明に
なっていく
己の体
幾億もの幾兆もの者達が通った道
途、未知、溢れ
枯れ果て、移行する
光の奥の
ふるふる震え揺れ
時の間隙縫い
開く ....
月見草
銀に揺れている
透明な水流になびき
引き寄せられ
傷んだ身体
俺は引きずっていく
引きずられていく
寒風吹き荒ぶなか

青、蒼、碧

陽光余りに眩しいこの真昼

俺の ....
痛み 超え
恐怖 超え
快楽 超え
嫌悪 超え
絶望 超え
希望 超え

死を前にして、死を前にして

外界 銀に照り映え在る
 純粋にオドロキ確認し
内界 漆黒の光点広がり在る ....
書く、
打つ、
叩く 言葉
ひたすら 
書く、
打つ、
叩く 言葉

朝方
酷くうなされ
幻のなか
さ迷い出た
便所に行っても
幻に包囲され
恐 
の文字、
踊った
 ....
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形の
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている

大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ....
夜寒さの無音の部屋で飲む焼酎

何故だろう独り静かに此処に居る

ゴォとまた街の彼方が唸っている

薄陽射す花野広がる忘却の果て

ひたすらに草を食む牛只在りて
青、
樹間に揺れ
白い巨鳥、
羽ばたいて
私は行く
天に呑まれ

光の矢、光の矢!

蒼穹は割れ
漆黒の宇宙が唸っている

遠く太陽は爆発し
大村 浩一さんのひだかたけしさんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
歩行- ひだかた ...自由詩12*21-3-9
ハレル- ひだかた ...自由詩920-12-2
魂の深淵- ひだかた ...自由詩1020-11-29
境界にて- ひだかた ...自由詩320-7-30
書く、打つ、叩く(改訂)- ひだかた ...自由詩420-4-8
〈根源悪〉の原体験(改訂3)- ひだかた ...自由詩220-4-5
推移(改訂)- ひだかた ...俳句720-3-23
光の矢(改訂)- ひだかた ...自由詩220-3-12

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