すべてのおすすめ
うすずみ色の空はひくく 
ピアノ線を地におろし 
哀しみという歌をかなでる 
さえずる鳥さえもいない 

こんな午後は 
暴かれてしまうことをおそれて 
いくどもたしかめた肌の  ....
教えてほしい 
あの空の青みの 
ほんの隙間の翳りの中に 
何を見いだし詠うというのか 

たおやかに流れる川の
水底に沈む
ひとかけらの悪意を
掬って頬張った 
その後の嗚 ....
お帰りですか、と
聞くとその{ルビ女=ひと}は
ええ、と
小さく頷いて
穏やかな微笑をうかべた

鬱蒼と茂る緑葉の下で
木洩れ日が描くまだら模様が
白い肌をよけいに引き立たせ
蝉しぐ ....
バザールは活気に満ち溢れていた

女たちは色鮮やかな衣装を身に纏い
自慢の品々を並べて
旅人たちに朗らかな笑みを投げかける
すべては明日の命の糧の
マナトを稼ぐための軽妙な話術

 ....
ショーウィンドウを飾る
真夏のアイテムたちは 
誇らしげに季節を謳歌する

けれどそこには灼熱の光線も 
砂浜の輝きも届きはしなくて 
街の雑踏はただ息苦しくて 

日焼けした肌を ....
水在らあらあさんの落合朱美さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬の雨- 落合朱美自由詩29*06-12-28
九月- 落合朱美自由詩2506-8-27
盂蘭盆- 落合朱美自由詩3006-8-5
世界の社長から〜今日はトルクメニスタンです〜- 落合朱美自由詩20*06-7-29
夏景色- 落合朱美自由詩2106-7-16

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する