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何度も塗りかさねた
漆の重箱をデリケートにひらいて
広がるのは非日常の香り
静謐であるもラグジュアリー
つみかさねた格式で
心の隅まで満たされる
そんな ....
私という名の原石は
ダイヤでもルビーでもない
磨きつづけて光ったところで
それは未だ私でしかないわけで
あなたとの素敵な出会いを
親友は笑顔で試着した
店員の「おにあいです」の一言 ....
朝おきあがる度に
号令を
強制した
おれそうな体を
黒いブルゾンで
拘束した
かわいいなどと
言われるだけで
この心がまっすぐにこぼれ落ちて行くのです。
生温い視線さえ
敵 ....
容れ物のように穴のあいた胸に
こっくりと深い紅の薔薇を生けた
晒されて焼けついた
空の心を
かざりたてた
胸にあいた穴が底をうがつ時が
いづれくることを予想 ....
何時眠ったのか
気がつけば朝だった
ように、最近
気がつけば他人を
ワラウばかり
笑うことも
僕は忘れてしまった
胸に響く野獣の声
闇が、僕に
何か伝えようとしている
何か ....
いちばんふしあわせで
かなしい場所を知っているかい
それは穢れも痛みもない
世界だよとあなた
岩清水のようにうつくしく笑った
透明の
ほかには
なにもない世界
てりつく光が
....
先生 にんげんとは
さびしい、本当にさびしい生き物だと私はきいたのです
世界にはパンのひとかけらや真水のひとしずくを
ひびわれた皿のような目をして待っているうちに
そのパンやその水の代償になっ ....
ひかりの断片がまちまちに彩る景色の
これ以上無い非日常さに腕をひかれたように
散らかった部屋を放ってわたしは外に飛びだした
今日の天気がうすくもりなのか
目にかかるレンズのうすくもりなのか
....
言葉にすべてを托すには
あんまりに吃音に悩みすぎる
無理やり水で流し込んでも
排泄も正しくおこなわれない
いのちは揺れるようにかがやくのに
確かにかがやくのに
駄々をこねる ....
水在らあらあさんの明日殻笑子さんおすすめリスト
(9)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
スニフ
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明日殻笑 ...
自由詩
5*
07-1-21
少女A
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明日殻笑 ...
自由詩
3*
06-12-21
砂時計
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明日殻笑 ...
自由詩
5*
06-12-13
家元
-
明日殻笑 ...
自由詩
7*
06-10-8
ワラウばかり
-
明日殻笑 ...
自由詩
2*
06-8-6
笹舟
-
明日殻笑 ...
自由詩
12*
06-8-2
青色の血
-
明日殻笑 ...
自由詩
8*
06-7-29
夏の次の季節
-
明日殻笑 ...
自由詩
9*
06-7-27
赤い警笛
-
明日殻笑 ...
自由詩
4*
06-7-26
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