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この小文は、上記の続きです。

□等身大  
湾鶴シュフ
http://po-m.com/forum/ ....
彼女はレースの手袋をしていた
日傘の陰の中に棲む渦巻のように道に迷い
信号を渡ると必ず赤になるのだった
僕たちは警笛と仲良くなって
赤いビートルのボンネットにひと蹴り入れてからひとごみに消える ....
太陽は権力の匂いがする
スピキュール、フレア、黒点、がひろがる
すべすべした君の肌から黒いレモンが香る。

君は喪服でフランス人形みたいに愛くるしくて
黒いレモンのペンダントをしていた
泣 ....
 空を見上げたら青い渦の底にいる、
 ことに気づいた。目だ。
 背を押されて飛ぶように駆けつづけて来た僕、は
 たたらを踏む
 水色の傘につかまっていた指も楽になって
 水たまりの端を踏むス ....
--少女の前に突き出されていた花火のうちのひとつが
ひくひくと火花を痙攣させて果てた
 
藍色の少女には、
次から次へと灯を移し代えられていやいや燃えている花火が
ただのモノクロの火花にしか ....
ア サ?
  メ?が、さめたら
 ナマエが、なくなっていま
  シ
  タ。

 タ?
   
 ハト?

ベッドのまわりは一面、ハトのむれ
灰色のモウフみたいにウメツクサレ
 ....
--おはようございます。


彼女は朝のことばを話す
僕は夜の体で受け止める

--僕たちはいつも、たとえばテーブルクロスについて、とか
 あるいは縞模様のパジャマやタオルケットや
  ....
--フォン・ギエルケ
 不協和音
 von-Gierke病

深夜、
僕は、
娘の病名を、韻律のように
繰り返し繰り返し繰り返す

--von-Gierke
 フォン・ギエルケ
 ....
かのん、は、カンパイがすき

かのんのコップと、おかあさんのコップで、カンパーイ!
かのんのぎゅうにゅうと、おとうさんのビールで、カンパーイ!
かのんのおちゃわんと、おにいちゃんのおちゃわんで ....
眠ることは死に近い、君よ
僕の腕の中、泣き腫らした目をして、しゃくりあげる赤子
蒸し暑い夜のありふれた、それでいて、不吉なくらい真摯で痛々しい、寝ぐずり
君は運命にあらがうように手足を突っ張り地 ....
しん、や。


さびしい手
錆びついTake

ギタリス、トの指輪、のように
靴磨きの、はなうた、じ みて。
紫の夜が
南十字に降る、触れる

大理石の僕
冷たい膝を、割り砕か ....
渦巻二三五さんの川村 透さんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
■シロン、の欠けラ(2)- 川村 透散文(批評 ...507-8-9
『渦の女』- 川村 透自由詩8*03-10-10
『レクイエム・レモン/ひかり』- 川村 透自由詩603-8-14
『台風、ん』- 川村 透自由詩303-8-9
『9月11日の線香花火』- 川村 透自由詩503-7-11
『アナタ_ハ_ト_サメマシタ?』- 川村 透自由詩403-7-10
『彼女の朝』- 川村 透自由詩203-6-21
『von-Gierke・華音』- 川村 透自由詩603-5-2
『かのん、カンパーイ!』- 川村 透自由詩503-5-2
『Kiss・Kid・Kanon』- 川村 透自由詩1303-5-2
『さびしい手』- 川村 透自由詩403-4-5

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