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雨の降る夜の帰路
高速を降りてからの長い田舎道
前照灯が照らす小さな視界に
跳ねるものがあるのだ
灯火の中それは白く見え
雨粒とは違う動きで
ぬれたアスファルトの上を
道一面に跳ねる ....
抱きしめると
あなたが
ガラス玉の寄せ細工に
思え
はじけ飛ぶ
その寸前を確かめたくて
そっとぎゅっと
力を入れる
と、
あなたは
小さな咳をするので
腕をゆるめて
顔 ....
薄曇りの空がからだを湿らせるだけの
ちっぽけな夜だから追いかけてみる
西の地平に月
最後に沈んだ
星の名を知らない、と
静かに胸に沈めた備忘録
この体は赤道儀だ
....
バーボンだ、もっと
バーボンを焚け
今日 なにを焦がそう
もう 骨しか残っちゃいない
それでも
小さな炎で
じりっと炙れば
ピシ ピシと
春の芽吹きの ....
舗装された道の
ペイントされた、とまれ
踏みつけられた骨の色の
見上げる季節の樹香
舞い散ってへばりつく
美しいという名の死骸
立ち上がれない
ペイントされた、とまれ
月が ....
山崎 風雅さんのたりぽん(大理 奔)さんおすすめリスト
(5)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
蛙の日
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たりぽん ...
自由詩
13*
06-5-7
臨界点
-
たりぽん ...
自由詩
14*
06-5-3
私的星座、運行表
-
たりぽん ...
自由詩
11
06-4-30
蛍よ、焦がれては
-
たりぽん ...
自由詩
12*
06-4-28
踏みつけてふりあおぐ、春
-
たりぽん ...
自由詩
16*
06-4-11
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