その日 雨が降ったなら、
サンタクロース 小さな傘差し、来るでしょう
傘は あなたの好きな色
サンタクロース 家々を回るうち
雨は上がり 雪になる
サンタクロース 傘を閉じ
ひとり、空を見 ....
白い朝 サンタクロースを 待ちながら 小さく君の 名を呼んでみる 今度こそ手放さない
今度こそ押し潰されない
今度こそ終わらせない
今度こそ未来を自分のモノにする
今度こそ夢を実現する
そして、この人を愛し続ける
澄みきった青空に
白い帽子が
よく似合う
まぶかにかぶった
はずかしがりや
冬の朝にそびえる
富士山 どでーん
真冬の落ちてくるような空気の中
同じ歩幅で歩く
君が吐く息が白く流れ
私たちは生きているのだなと
妙な実感をかみ締めたり
冷えた指先をポケットの中で確かめ
私たちは別の人間なんだなと思う
 ....
ファミレスの横でキスをした
村上春樹の小説みたいに 素敵なキスはできなかった

緑の壁の家 薄暗いロフトのベッド
チェックのワンピース 使いかけのコンドーム

初めて買ったおそろいのマグカ ....
電車の中で

窓に映る彼の顔を見つけた

目は虚ろで

その顔からは生気を伺うことはできなかった

「笑いなよ」

そう思ってみる

「何そんな不景気な顔してるの」

そう ....
ほの暗い駅
列車の中で一点を見つめている
あなたの眼差しを見送る

”お気をつけて”

その一言だけが伝えたかったのだけれど

ベルが鳴り止んで動き出したのは
列車ではなく
ホ ....
おふろに一緒にはいってくれるきみへ
にくにくしいねといったときに
なぐらないでくれないか
わたしはこんなにほねほねしいのに
といったときに
胸のふくらみをつつくのをやめてくれないか

と ....
むかぁし むかし
あなたはわたしに
うそ ついた

「またあえるよ。またこんど」

あなたはかえってこなかった
わたしはずっと
まっていたのに
あなたはおそらへ
きえたのね?
「町田康みたいになりたい」
と言って出ていった人は
「みたいに」
と言う時点で
きっと 駄目なのだけれど

そういう私は

映画館で赤い便箋を買って
別れたい男に
「愛しています」 ....
夕焼けに 流れた涙 過去に落ち 微笑みながら 消えてゆく

空寒く 想いをのせた 流れ星 君の心へ 落ちてはくれない?

交差点 すれちがうのは 甘い風 恋の迷い路 どこまで続く

淋しさ ....
兎の好きな彼女のために
ペットショップで衝動買いをした
白地に茶色で小さくてかわいくて
その頃僕たちは同棲をしていて
彼女はその兎をピーターと名付けた
2DKのアパートの寝室だっ ....
今日はクリスマス
きらめく街のイルミネーションを見ると
ふと嫌な現実を忘れます
→実はますます辛くなってる

今日はクリスマス
私は全ての人の幸せを
祈っています
→本当は自分だけ幸せ ....
<パンダ禁止>

薄汚れた白と汚れの見えない黒でできている
パンダになることは禁止されている
パンダであることは禁止されていないので
檻に入って、笹などを食んでいる



<しまうま ....
「笑う君の手の甲に浮かぶ血管を見て恋に落ちました。(まる)」
背の高い君が体を折り曲げてあたしを覗き込むその目が好き
この恋は本物なんて思わないけど本気だってことはわかるわ
ばらばらに砕けたあた ....
妻よ
おまえが夜眠っているとき
味噌汁は走り出すのだ
家人が寝静まると
味噌汁はお椀にはいり
玄関からそっと抜け出し
町内を走り出す

味噌汁は走る
(けして薬罐が空を飛ぶのではなく ....
本日の自分の新聞記事が見れます。私は、「ゼガタサーン」をつくってる会社の社長になってました。

日刊あなた
http://www.p-apple.net/anata/
〈君がマンホールの小さな穴に吸い込まれる〉
もう何日にもなる。
だから僕は一刻も早く、君を探さなきゃいけなかった。
ずっと寄り添ってきたはずなのに、何も言わずに君は夕焼けと一緒に行ってしまった。 ....
イメージするということ

たとえば

ゴキブリいっぱいのプールに放り投げられるということ

眠っている間に鼻の穴から寄生虫を入れられるということ


イメージするとい ....
幸せいっぱいなの、と事実を述べたら、
男Aは言いました。
「俺は夏にスキーをしないように、女はいらねー」と。

つまり、それは季節外れと言うこと?

馬鹿じゃないの。
ホントに愛を求めな ....
ぐいっとひっぱる
過去がひっぱる
ぼくをひっぱる

引き戻す
引き戻される
引き戻す

じっとたえて
ぐっとこらえて
ただふんばる

ただふんばる
自分の名前がついてるとも知らず
いわしは
雲を見ていた

自分の名前すら知らないままに
その赤く染まるのを
 感情の吐露です
  それは美味いのですか
  脂がのってるのですか
  私は場違いではありませんか
  大将、
  はちまき ずれていますよ
  ずれているのは何だっけ
  そ ....
大切な人への手紙は
必要以上に 重い部分をを伝えてしまうから
僕は二通の手紙を作ります
さらけ出す文を一通作って
あなたに出す二通目のほうには
一通目の表面だけを丹念に ひろいあつめ
恥ず ....
よるはわたしをまたず迫ってくる
気がつくとあたりはくらく
わたしは電気をつけずにふとんにくるまる
ひるとよるの境目が
きいきいと鳴くおとでめをあけると
よるが目の前に立っている

わたし ....
ママ、雪が降ってきたよ
その晩、子供は
雪だるまをつくる夢を見ました

くそっ、雪が降ってきやがった
その晩、八百屋のおじさんは
明日の売上が気になりました

ああ、雪が降ってきた ....
ロボットは町中の人々に
自分はロボットであると言って回った
町中の人々は
確かにお前はロボットだと答えた

しかし、ロボットは
俺はロボットの言うことしか信じない
と言い続け
ある ....
真っ白い仔猫になれば座れると思っていたの苺のソファ
バースデイ・ケーキのかわりに教えてよあたしはどうして女の子なの?
喋れないわけじゃなかったただ何も言いたいことがないだけだった
ポケットをのぞ ....
けずるけずる
今日もけずる
けずれるものは
全てけずる

みがくみがく
今日もみがく
みがけるものは
全てみがく

ふくふく
今日もふく
ふけるものは
全てふく

けずっ ....
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