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街燈の光から
裸にされた
月世界のモノローグ

夜の哀しみの
ねぐらを見据え
月光に混じりあう
葬列を往けば

緩和されゆく
視界のほつれ
伏した肩肱は
硝子の時計を踏 ....
しなやかな風の
金糸を振るわせ
飛びかう陽の
青い弦を引くならば
蒼天を奏でる楽人に
なれるだろう

風光は耳を咬み
黄色い呼吸音で囁いた

黄塵の果ての
花埋まる皮膚を ....
新緑の歩調に
風のブーケが踊る
朝が来たのなら
花通りの空の
あたらしい風で顔を洗おう

うららかな候は
群青の筆をとり
太陽を描き始めた花の街へ
きみは、ハイカラに萌えて
モダン ....
暮れた水銀灯アーチを
潜っていた

ざらついた街
妖しい電飾の明滅
時計仕掛けの日々が
万華鏡の筒を
眼に視えぬものにする

きらびやかな銀彩は
濁った表情に果てて
追いかけた微 ....
ぽえむ君さんのたね。さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
葬列- たね。自由詩12*07-5-17
風光- たね。自由詩3*07-3-31
印象派- たね。自由詩9*07-3-27
月光を泳ぐ- たね。自由詩9*07-3-16

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