すべてのおすすめ
男の子になりたいと
今でも思うときがある
女の子でよかったと
今でも思うときがある
女の子だから
スカートが制服
男の子になりたいと思った
体力テストの持久走 ....
家も無く
吾を知る者も
今は莫し
根無し草とぞ
人は言ふらむ
風荒ぶ
夜の旅路に
光差す
命の灯火
いざ、行きめやも
黎明に
はためく翼は
輝きて
火の粉振り ....
終わらないことなど
一つとして無い
そんなこと
言われなくても
『知っていた』
そう、『知っていた』だけ
知識だけで
本当は
『解って』いなかっ ....
朝露に光る姿は艶やかに彩り添える紫陽花の花
清流に若鮎跳ねる今もまだ大志をせなに雄飛を胸に
揺れ動く穂波は仰ぐ空の青田には命の輝き満ちて
雨続く窓の際には子どもらが作りし ....
一人だけ何でも言える人がいる
ただそれだけが笑顔の理由
ひとりきり過ごす一日時長く
窓際近く微睡む陽射し
独り言呟きポツリ溢れ出し
止めど流るる滴と共に
....
あいねがい
たえぬこころも
なくなくと
さらにながるる
みずからそらへ
花咲な
月が差し込む
夜にのみ
雪の色して
光仄かに
あの頃の
二人に捧ぐ
カスミソウ
無邪気なままの
君は遠くて
歩き出す
二人の旅に
タンポポを
また逢える日を
祈りて贈る
若葉燃ゆ
君の熱意に
照らされて
日毎世界も
情熱的に
桜散り
蒼き空には
つばくらめ
今日も世界は
光に満ちて
柏餅
大きなコイと
花ショウブ
行方は誰も
知らないようだ
『おはよう』と
交わす言葉に
含まれた
想いを感じて
愛察(アイサツ)となる
『また明日』
逢えると信じ
別れてく
確かな愛を
そこに感じた
その瞳
兎のように
澄みわたり
熱意の炎に
包まれている
泣き腫れた
紅い瞳は
痛いほど
君の想いを
表していた
美しき
君の隣に
居たいのに
近づくことさえ
叶わない夢
故郷に
別れを告げて
飛び出した
あの日の決意は
いつしか消えて
今はただ
昔の自分と
比較して
戻らぬ時を
惜しみて生きる
あの風に
吹かれて想いを
彼方へと
綿毛は空へと
飛び出した
瑠璃の葉に
願いを託し
進みゆく
流す涙は
空へと上がる
「変わった」と
あなたは私に
言うけれど
私は何も
変わっていない
『変わった』の
私じゃなくて
あなたなの
あなたの見方が
変わっただけよ
愛すると
決めた心と
裏腹に
放つ言葉は
重みもなくて
幾度も
言葉で君を
痛めつけ
愛する意味を
履き違えてた
支配さえ
愛のカタチと
思い込み
いつしか愛は
狂おしくな ....
この躰
闇に包まれ
消え逝くも
想い変わらず
光となりぬ
いつかまた
君にまみえん
陽のもとで
消え逝く願いを
光に変えて
風吹きて
儚く散り逝く
命こそ
伊吹に積もる
光なりけり
1 2