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まだ醒めない夢の温度で
世界がひどくゆっくりまわる数瞬
素晴らしく生きる人に憧れて
追いかけてきたら迷子になって
戻れない事を後悔してはいけないと
大人ってたおやかに時間を食むから
嗚 ....
夕立にぬれた雫で
木々が深く息をしている
夏
この道を歩いていたら
貴方の事を想っている
貴方に名を教えた花は
今年もまた咲いている
言葉を募らせた秋も
歩み寄 ....
嗚呼 線香花火
叶わなかった約束事
逞しさでもって駆けた夏
きらりと残り火
何も奪わない恋だった
駆けっこみたいな関係性
風化しない
約束の言葉は
大事にしすぎてはいけ ....
くすんだ空の下にいます
世界は町を隔てて
遠くの街に行く事を嫌がっているよう
聴こえたのです
いつかの日に
震える指で奏でられた
ベーゼンドルファーのピアノ
とっぷり ....