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起きたての薄ぼやけたひかり
ひとつまたひとつと現れては消える
いつもの窓から朝焼けは時をしらせ
人が死んだ世界で誕生する
彼にはそんなことはどうでも良かった
彼の名前は誰かに知ら ....
無我一点
夢のようなファシリアの微在
溜め息
瞬間の独白に
ルビイは焔を投げいれ
灯された四角い白線に
憂う老婆
鳥篭のパルプティックシンジケート
貧しさは豊糧をもたら ....
常なるは
惶恍たる黛樹の双想
疾瞑せし
悦炎蒼々と
其三十二ヶ月を
覺すれば
翳曄の濡帶に
灼瀞の盃を秘し
真澄の心慈す
唯楽唯楽
故日忍び
傷心の碧惣
堪 ....
ニルヴァ漸々と
永劫に点在せぬ珠玉
ひろがりと
点犀を
一色後らせ
壊殘の聳世
灼けた遺肖に語らえ
天對凪がり
失われ逝く
幻滅の母性よ
珠紫トローチ
一慧ハ ....
黒雨サメザメと
終わらせたんだ世界
霞み渓流の最果て
どこまででも
色を失い
亡き半世紀に
燃ゆる
まるで流れはしない
古木たゆたう
巡るならば
更なる端切れ
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